たまたまTVで放映されると知り、録画したスピルバーグ監督総指揮の1本を紹介します。

 

Inner Space

 

邦題:インナースペース

 

 

1987年なんですねぇ。

日本もバブルでイケイケだった時代。

日本ほどでなくともアメリカも元気であったものね。

 

久しぶりに見て、なんだかあの「昭和」の時代のノリを思い出して、元気になりました照れ照れ

 

この時代の「勢い」と科学の最先端を走るアメリカが、世界に先駆けて一足先にミクロ化に取り組み、人体に入り込む技術を開発するというのも、あながち不可能じゃないなぁと思ったなぁ。

 

主人公たちも魅力的ですよ。

当時、アメリカ人からの好感度がナンバー1のカップルじゃないかなぁ。

デニス・クウェイドとメグ・ライアン乙女のトキメキキラキラ

口角専門家(←そんなの、あるのか!?)としても、夫婦ともに見事なほど口角の上がり具合が理想的ですてへぺろ

 

デニス演ずるのは空軍から某研究施設への異動を命じられたパイロットのタック。

実験前夜にメグ・ライアン演ずるジャーナリストで恋人のリディアと喧嘩別れしてしまい、気まずいまま研究施設に赴いたのでした。

それはミクロ化プロジェクトの一環で、特殊潜航艇に乗り込み、うさぎの体内に入り込むという研究でした。

 

まさに実験開始の瞬間に研究所は謎の産業スパイの襲撃にあってしまうの。

 

ここにもう一人、この映画の成功の鍵を握る役者がいます。

マーティン・ショート。

コメディアンとしての素晴らしい才能。

本当に楽しく、芸達者なの。おとぼけ具合も見事。

最近は出ていなかったので、すっかり彼の存在を忘れていた分、久しぶりに観直して腹を抱えて大笑いできましたルンルン

 

彼が演ずるのは、気が弱く、ビビリで神経質なスーパーの店員のジャック。

叔父のお店で働いているけれど、意中の女性からは相手にされず、スーパーの客のクレームにも怯えるような男性でした。

 

叔父の勧めで通っている精神科医からも適当にいなされ、とりあえずのんびりと南の島にでもヴァカンスに行くと良いと言われ、モールの中にある代理店にクルージング旅行の申し込みをしにきたのでした。

 

そこでミクロ化した潜航艇やタックが入った注射器をスパイ集団の追っ手から守るために逃げている研究員とジャックがぶつかっちゃうのね。

ジャックのお尻には注射器が刺さっちゃって…。

 

ご想像の通り、ジャックもタックもお互いに何が起こったかわからないのだけど、そのうちにジャックの体内に入り込んで、目と耳にセンサーを仕込むことで、二人は対話ができるようになるのです。

 

双方が無事にこの難局を乗り切るために様々な障害に立ち向かって行くというストーリー。

 

もし体内にミクロ化して入ったら…

体内だとこういう光景が広がるんだなぁ…

 

というエピソードがユーモアたっぷりに描かれていて微笑ましいです。

 

例えば、お酒が大好きなタックは艇内にはアルコールを持ち込んでいないので、下戸のジャックにとりあえず「その液体を飲めシャンパン」っていうわけ。

 

ジャックがウィスキーを飲んだその瞬間に食道あたりに待機していた艇内からバケツ・アームが伸びて、飲んだアルコールを取り込む仕掛けなど、おいおいと思いつつ、こういう逸話は楽しいなぁって。

 

ジャックの体内にスパイ集団が欲している潜航艇技術があると判明した時、悪の手はジャックにも伸びます。

 

別件で事件を追っていたリディアですが、その人物が実はスパイ集団とも関係があると判明。

 

無事に事件解決となるのか?

そして悪の集団から無事に逃れて、二人とも無事に現実社会に戻ってこれるのか?

リディアとタックは気まずい喧嘩別れから愛情を再び確認することはできるのでしょうか?

 

マーティン・ショート演ずるジャックが自信なさげな男性から、徐々に自信を持ち始めるに連れ、魅力的な人物への移る様が素晴らしいの。

酔っ払ったダンスのシーンもかなりの上達者じゃないとあれだけのキレは出せないし、車のスタントも良かったですよグッ

 

こちらがオフィシャル・トレーラーになります。

デニス・クウェードの男ぶりもいいし、当時、"American Sweetheart"と呼ばれていたメグ・ライアンがとってもキュートですハート

 

 

 

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