以前のブログで、宮廷を華やかにした美女たちを紹介しました
28歳で生涯を終えましたが、当時としては突出した存在感や歴史を変えた生き方、またフランスで正式に寵妃として認められた
Agnes Sorelが筆頭。
彼女の人生について調べれば、調べるほど、私は彼女の生き方そのものにとても惹かれます
今の私の年齢と比べると、かなり若いけれども、学ぶところの多いメンターの一人と思っています。
自分の持てるもの全てを活用して、常識にとらわれず、常に「愛する国のため、愛するシャルル7世のため」に自分に何ができるかを問い続け、実際に行動した女性
常に目指す方向が定まり、それに向かって特化していたからでしょう。
当時の宮廷でありがちだった足の引っ張り合いや嫉妬・妬みなどに費やす時間などないって姿勢だったの。
だって、それって確かに下らないもの・・・。
これ自体は素晴らしい生き方で私なんかは拍手喝采なのだけれど、当時のレベルの低い周辺からはえらく嫌われていたみたいね
彼女によって、後の宮廷文化の基礎が創られたんじゃないかしら?
王を盛り立てるために、美しく華やかな宮廷の中心となり、また、政治や外交にも積極的に関与する寵妃としての存在意義を強固にしました。
また、Diane de Poitiersも取り上げました
彼女もまたフランス一の美女と言われ、60歳代になってもその美貌は衰えなかったとか。
また外交センスもいかんなく発揮し、恋人でもあるアンリ2世のまさに右腕でした。
当時のヨーロッパの流行の中心にあったイタリアと、そしてフランス
15世紀から16世紀にかけてわずか200年ほどしかなかったルネッサンス期に、多くの美女が登場しました。その誉れの高かった高貴な身分の女性たちを紹介しますね
この女神のような美しい女性たちの量産には時代的背景が後押ししている気がします。
この時代になると、生来的な美しさに加えて、錬金術をはじめ、さまざまな技術が発展したこともあり、後天的な美を生み出すテクをいかに取り入れたか、そしてそれには財力も重要になりますよね
この時期の美女の特徴があるのだけれど、皆さん、想像はつきますか
ルネッサンス期にダヴィンチやミケランジェロなどが描いた絵画を思い出していただければ、想像がつきやすいかもね
輝くような金色の髪
吸い込まれてしまうような黒い瞳
透き通った、もちもちの白い肌
赤みがさした頬や唇
小ぶりながらも形のよい胸
細い足
くびれたウエスト
ここで実際、ヴィーナスとも謳われたルネッサンス期の美女たちをごらんあれ
Gabrielle D'Estrees (アクサンがついていません。予めご了承を!)
アンリ4世の寵妃
Marguerite d’Angouleme
フランソワ1世の姉で(←面長なところや鼻筋が弟そっくり)、ナヴァラ王エンリケの王妃。
彼女自身が文才もあり、文学の造詣も深かった。
イタリアに移りましょう
まずは悪女としての呼び名も高いLucrezia Borgia
ドラマ『The Borgia』をはじめ、塩野七生先生やフランソワーズ・サガンもボレジア家の壮絶なあらゆる欲に翻弄された運命について作品を書いていらっしゃいます。
Isabelle D’Este
レオナルド・ダヴィンチによる彼女のスケッチ。
未完のようです、はい。
Simonetta Vespucci
ジュリアーノ・デ・メディチの愛人。フィレンツェ一の美女と謳われたとか・・
うん、確かに美人さん
ヴォッティチェリの『ヴィーナスの誕生』のモデルです。
ウフィッツィ美術館でも実際、観ましたし、教科書などにも登場するから、なんか懐かしい気分を抱いてしまうのかもしれません。
有難いことに、今、ご紹介した何人かは自らが試した美の秘訣が本として残しています。
また機会をつくって、ご紹介しますね
数ある中で拙ブログにお越しくださいまして有難うございます。
蒸し暑い日が続くでしょうから、十分に水分を補給して、暑さをうまく乗り切ってくださいね。