日本でも、アメリカでも、そしてフランスでも、テレビでお茶の間ウケする映画ってありますよねパー

今日の映画もそんな作品。

気がつくと1年のうち1度は全国ネットで放送され、人々に愛されている作品です。


超大作というわけでもないですが、懐かしの60年代のパリが舞台で、なんといっても登場人物が個性的で、それを演じる役者たちのうまいこと合格


撮影中のこの現場は楽しかっただろうなぁというのが画面からも伝わってくる良作ですニコニコ


カチンコ Les femmes du 6ème etage 映画




主役はちょっとした曲者を演じさせたら抜群のFabrice Luchini。


ぼそぼそと話すのが特徴で、どの役でもファブリス・ルキーニらしさが残るのに、芝居が上手いという珍しいタイプと思っています。

決してハンサムじゃないから若いころは主役の引き立て役が多かったですが、齢を重ねて、いい味を出すようになりました。



彼は上流階級で株のブローカーとして企業経営者であるジャン=ルイ・ジョベールを演じます。

良家の出で、気が強く、傲慢な妻スザンヌをSandrine Kiberlinが演じ、これでルキーニとは3度目の夫婦役とのこと。こういうちょっと融通が利かない嫌な役をやらせたら上手いわぁ。


このジョベール一家。

気の弱いジャン=ルイは夫としては出すぎず妻をたて、妻の家族が営んできた会社経営でも社交の場でもそこそこそつなくこなす日々を過ごしています。



あるとき、ひょんなことから自宅アパルトマンの最上階でもある屋根裏部屋(6階)に、スペインから出稼ぎとしてパリで家政婦として身をたてる女性たちが共同で住んでいることを知りますビックリマーク

妻と異なり、階級で人を判断することない彼は、ひょんなことから彼女たちと仲良くなり、人として充実した時間を過ごすようになるんですパー


金銭的には決してリッチな生活ではないけれど、仲間と過ごす豊かな日々。

彼女たちのスペインでの生活の話。家族の話。使用人としての苦労などは、ブルジョワの世界ではなかなか聞けない話題ばかりです。


こんな生き方があったんだ~キスマーク

毎日生きていれば、楽しいこともある!辛いこともある!不条理なことだって!!

家族を残して不安だからこそ、同じ仲間と助け合って、笑いあって生きいくのよチョキというすぱーんと一本、筋が通った生き方は天晴れですクラッカー

6eme


そしてジョベール家にも新しい家政婦が必要になって、紹介状をもってやってきたのが、同じく屋根裏部屋に住むマリア。




一目で好意を抱くジャン=ルイ。

珍しく妻も仕事のできるマリアを評価し、ジャン=ルイにとって心落ち着かない日々。

スペインに息子を残しているマリアですが、少なからず人としてジャン=ルイに好意を持ち始めるようになります。



職場から家ではなく、屋根裏部屋に直行するため、帰宅の遅い夫を疑い始めるスザンヌ。傲慢ゆえに直接、夫に理由を聞けない妻は、妄想にさいなまれて、ある日、夫に家を出て行け!と命令。

もう愛情は残っておらず、世間体だけに縛られた妻にはなんの未練もないんだもの。




謝ってくると思いきや、そそくさと荷物をまとめて彼は出て行くのを見て、唖然としますべーっだ!

そう、だって受け入れてくれる人たちはいるから・・・屋根裏部屋に。


仲間だとは思うけれど、いきなり男性が居住空間に来ることに最初は家政婦たちもいい顔をしませんが、

やはり世の中は助け合い。徐々にマリアとの距離も縮まり、人生を謳歌しつつあるの。

このあたり、人生観が変わっていくさまの演技がチャーミングですばらしいの~クラッカー




そんな中、ある事件がおきます。

スペインに残した家族への仕送りが必要な彼女たちは現金が全て。

それが盗まれたことがきっかけで、口座を持った方が得策だと!彼女たちに株での運用を教えはじめ、ジャン=ルイは彼女たちからの信頼を勝ち得るようになります。


どんどん儲けて、使用人だった彼女たち、雇い主たちの真似をするかのようにブルジョワ気分を味わおうひらめき電球って、サロンで一気にノリノリになるシーンには笑っちゃいましたニコニコ




互いが互いを思いあっているのに行動には移せない二人につい、けしかけてしまいたくなりますにひひ

ある日、マリアは家の事情でスペインに帰らなくてはならなくなります。

その前に想いを伝えたいのだけれど、とうとうそれを逸してしまうの。


マリアがいなくなって初めて充実した日々の大切さを知る彼。

人がうらやむような生活を送っていた人生半ばの45歳の彼がとった行動ははてなマーク


気持ちのよいラストです。

誰に気持ちを寄せるかにもよりますが、ある意味、フランス的に(笑)勧善懲悪なので私はこの映画が好きです音譜


数ある中で拙ブログにお越しくださいましてありがとうございます。

日本だと花見にぴったりな週末でしょうか?

春の兆しを感じつつ、快適な週末をお過ごしくださいませラブラブ


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