安倍政権の経済政策は最悪だ 上島嘉朗・宮崎正弘氏対談 Front Japan 桜 H30/7/6 | 軽きに泣きて三歩歩まずのこころ

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先日のFront Japan 桜というネット放送で、
https://www.youtube.com/watch?v=t60rBG0DsiA
ジャーナリストの上島嘉朗氏と評論家の宮崎正弘氏が対談していた。
その中で、財務省の悪政とそれを報じないメディアを批判していた。
つまり、財務省は財政均衡主義と増税主義を推し進めている、
それをメディアは報道しようとしない、というのである。
そして、財務省の志向を大きく決めているのは、グローバリズム
政策で、もともとアメリカの日本統治方針から出ているという。

上島氏は、本来なら、国民の経済を豊かにすることを考えなければ
ならないのに財務省も、与野党の政治家も、誰も考えてくれないし、
メディアもグローバリズムが世界標準の価値観で、企業の活性化を
促進する方向と一致するような報道をするので、経済は良くならない。

さらに、安倍政権の経済政策は最悪、安倍晋三は嘘吐きだ、という
批判に対して、上島氏は、決して経済政策を良いとは思わない、と
安倍政権の経済政策が保守派からも弁護できない状態であることを
述べている。

上島氏は、ただ、安倍晋三は、自民党の政策の流れで来ているだけで、
どちらかと言えば、その流れから少しでも踏み留まろうとしている、
と自信なく述べているにすぎず、安倍政権の骨太という経済政策が
誰もが最悪と判断している状況になっている。

宮崎氏は、応仁の乱で人口が半分に減ったけれども、信長の頃には
戻ってきて、江戸時代には緩やかに増えているのは、どうしてだろうね、
などと呑気なことを言っているが、信長の楽市楽座などの経済政策が
奏効して経済が良くなったためであり、江戸時代も経済は豊かだった
からということを知ってか知らずか言わない。

この20年間でアメリカのGDPは2.3倍になっているのに、日本の
GDP は変わっていないのである。給料も半分で、物価も安い。
だから、中国から割安感を持たれて爆買い訪日客が大勢訪れるので
ある。

この二人は、比較的穏やかに安倍政権を支持していた保守派論客で
ある。それが、今、安倍政権の経済政策を支持できないようになり、
外交面も、「身を固めている」途中といっているところからも、
安倍亡国政権になっていると言ってよいだろう。多くの人は、安倍政権の
経済政策が最悪だと認識し、態度を表明しないといけない。

二人の対談で、経済に関係する部分を抜き出してみよう。



<以下引用>


<上島> ここで、えー、桜の視聴者には今更でしょうけれども、
問題なのは、この国の借金と書かれているのが、これが本当にその、
何の解説もされてないまま、こういう書き方がされていて、それで、
しかも、これが、国民一人当たりの借金として859万円ていうふうに
言われてしまうと、それはびっくりしてしまう。

<宮崎> いや、つまりね、国民の財産について何も触れてないでしょう。

<上島> そうなんですね。で、この国の借金というのは実は政府の
債務なんであって、じゃ、政府に誰がお金を貸し付けているかといえば、
それは国民なんですよね。

まず、この基本構造がまるでこういう新聞の記事、あるいはテレビの
報道では、国民に伝えられていない、といっても、国民に理解される
ように伝えられていないと、しかも、これ全部、「財務省は…」という
発表をそのまま持ってきているだけということが、これですね、そのー、
えー。

今、財務省は文書改竄の問題や何かでメディアの批判を浴びていながら、
しかし、ここにおいてはその財務省が志向しているですね、
その財政均衡主義、でー、基本的に増税主義ていったところにメディアは
ほとんどそこには批判を加えないまま、財務省の言うまま、
我が国の財政はこんなにきついですよ、てなことに、えー、しかも
不安をかきたてる形で報道していると。

で、これ厳密に、厳密というより正しく理解するなら、
あのー、要は、国民のお財布から政府に貸し付けている話であって、
国民の、その政府に貸しているだけであって、日本国家がどっか外国から
借金をしていて大変なことになっているってな話とは全く違うっていう、
これがですねー、やっぱり私はすごく問題だと思うんですよね。

<宮崎> いやー、本当に問題。一番大きな問題はね、この数字に
よる情報操作て問題がありますね。二つ目に経済学的に申し上げますと、
対GDP比で国の借金なんてのは測っちゃいけないんだね。あのー、
それどこにも書いていない。日本だけがそんなことを言っているん
ですよね。あのー、他の国はIMF統計で参考程度に出すというくらいでね…。

で、もう一つは冒頭に申しましたけれどね、じゃ、国民の財産はどう
なっているんだと、で、ね、今、国民の金融資産は一人当り、、、
一人当たり、一寸今忘れたけれど、兎に角1800兆円ある筈ですよ、
全体で、現金、預金、生命保険、、、。で、国の借金、今1080兆円位
ですか、ということはね、極端な話、あと800兆円赤字国債
作っても全然構わない、あの、イーブンですよ。

でー、それから、あの、国債はね、財務省いやなの何かと言うとね、
国債は償還時期が来たら利息をつけなければいけない、
しかし、今、見て下さいよ、利息なんて、0.0025とかね、
もう只同然じゃない。で、あのー、政府は、政府のあの銀行券じゃ
なくてね、政府券ですね、これ出せば、これ利息いらない、
だから、それ出したらどうかっていうアイデアもずーっと
あったんだけれどね、あの、何故か、財務省がこのアイデア潰すん
ですね。ですから、あの、日本のメディアでも、主流派にはこの意見
絶対出てこないでしょ。 日本経済新聞のあの経済教室だって、
この意見はずーっと防いでいる。あの、それ、やっぱりね、おかしい。
おかしいというより、完全におかしいよね。

<上島> で、あのーっ、さっき宮崎さんがね、そのー、トランプと
今の貿易に関する政策がね、自由貿易そのものを潰すという話では
なくて、要するにグローバリズムとナショナリズムの戦いなんだと
いうふうに、仰った通りに言うと、我が国の今の経済のその方向性って
いうのは、結局、その国民経済を豊かにするという方向で、財務省も
考えてないし、それから、自民党も、野党も含めてね、全くその発想が
無いと言わざるを得ないですね。

<宮崎> 成長戦略がないんですから。ですから、そういう意味じゃ、
成長する、上をずーっと向いている、まあ、日本の上を向いて歩こう
という時代はあったけれども、今、成長しようということ、誰も
ビジョンを提示しないじゃない、なんとか、今年もクリアすれば
良いと、あのー、で、企業は何言った、生き残る戦略とかね<苦笑>。

<上島> それで、結局ね、企業が自分が生き残ろうとすることで、
働いている勤労者、それから国民経済そのものに対して、どれだけ
貢献していくかというところがなくて、で、今、政府のいろんな、
この間、骨太方針見ましたけども、結局そのプライマリーバランスに
関しては、一寸延期はするけれども、それはやると、それと、あのー、
消費増税をすると、で、そのかわり大型の景気刺激策やりますよと、
でも、これ、はっきり言って、アクセルとブレーキ同時に踏むような
話でしょう。

<宮崎> そうそう、何の意味もない、車動かないと思うよね、
アクセルとブレーキ一緒に踏んだら。

<上島> で、これやっぱり、80年代から、そのアメリカとの関係で、
さっき宮崎さんが、アメリカは絶対、その、侵攻してくるもの対しては、
自分がナンバーワンであることを証明するべく、潰していくんだっていう
話で言うとね、要するに、日米構造協議みたいなものの流れってのは、
常にそういうことだった訳じゃないですか。ある意味、占領政策として
その延長としてアメリカがやって来たわけであって、それを日本は
その、国際標準はこうなんだから、それに合わせてゆくことで、
日本の企業の活性化をしていくみたいな風に考えて来たことがね、
まさにその、考え方そのものも彼らに握られた結果だと思うんですよね。

<宮崎> そうですよ。

<上島>  今も、これずっと続いていると思うのは、自民党と民主党が
あの二大政党制の時代が来るんだみたいな、時代になった時にね、
どっちも見てみると、どっちがそういう流れの中での改革の担い手に
ふさわしいかって競いあっていただけで、日本経済、あるいは日本国
そのものを守るためにはどうするんだっていう議論は、実はどっちにも
無かったというように思うんですね。

で、今、その、安倍さんのやっている、その、特に経済政策はもう 
最悪だという話で、えーっ、私も良いとは全く思っていないけども、
ただこれ、安倍晋三が全部始めたわけじゃなくって、安倍晋三は
その流れの中でずーっと来ている総理であって、その中で彼は
そこを少しでも、私は、踏み留まろうとしてるんじゃないか、
というふうに言うと、大バッシングを浴びているんですけど、
あのー、安倍は始めから嘘吐きでね、そんなことも見抜けないのは
駄目だと、まあ、結構批判を浴びるんだけども。

ただ、他の、その与野党問わず、政治家と比べた時にね、あのー、
外国人労働者の拡大みたいなことで言うと、今度、石破さんだって
進めるべきだって言っているわけですよ。要するに、自民党でも、
野党見たって、今、私が宮崎さんに話しているような、こっちの
方向の議論を提示する政治家もいないし、メディアもないんですよね。

あのー、トランプが大統領になった時も、それから、イギリスが
EU離脱を決めた時も、私、新聞各紙の社説を全部読みましたけど
あの、全国紙は、ほぼほぼ同じトーンなんですよね。結局ねー、
何というかその、グローバリズム、あるいは世界標準みたいな言葉に
こう、収斂してゆく価値観がよろしいんだと、日本はそこに行くことが
足りないからまだ経済が苦しいんだというふうに思わされている、…

<宮崎> そうそう、あの、洗脳ですよ。
グローバリズムって似ているんですよね、何に似ているって、
共産主義に似ているんです。ひょっとしたら、根は同じかもしれない。

つまり、グローバリズムが究極的にやろうとしていることは、
国家の解体でしょう、どこでも金は自由に流れる、労働力は自由に
流れると、いうことをこれやっていけば、日本には少なくともあと
2、300万人、あの、肌の色の違う人が来て働き出す。賃金はずーっと
上がりませんね、これでね。あのー、で、そういうことが国の将来に
とって良いのか…。良くない。

だから、あの、つまり、メキシコに壁を作ったわけでしょ、だから
日本も壁作れば良いじゃないですか。つまり、外国人労働者、
もう入れないと、あの、そういうように、何か、一つ一つ、あの、
グローバリズムを断ち切って行くようなね、あの、政策の変更が
なければいけないんですけれども、まだ、あのー、安倍さんは今、
外交的に身を固めることで、経済はまだ一寸ね。それから、もう一つ、
ブレインがいないね。

<上島> そうですね、だから、そこはね、私も、その何か、安倍さん
について、あのー、それでも多少、こう何か、安倍さんの苦悩みたいな
こと、どうしても語らざるを得ないのは、丸っきりわかってなくて、
嘘吐いてる、駄目だっていう話に私は組みできないと思っているんですよ。

で、これまで色々見て来ても、安倍さんだからまだましな所があると
言わざるを得ないなと思うのは、例えば、そのー、日銀の副総裁に
若田部さんを起用したと言うのも、若田部さん自身の発信されている
ことは金融緩和と財政出動の両輪というふうにおっしゃっている方…。

<宮崎> それもね、やっぱりトランプの真似じゃない? あの、
FRB 議長にパウウェル持ってきたでしょ。その前に、見て下さいよ、
あのグリーンスパン、えー、それからイェレン、その間に誰か居たっけね、
全員ユダヤ人なんだよ。

今度パウウェルで、ユダヤ人じゃない人を持ってきたとたん、政策が
変わってるんですよ。微妙にね。ですから、日本も今のような、こう、
つまり、従来的な枠の中でしか発想のできない人が日銀を動かすんじゃ
なくて、全然違うね、破天荒な人を持って来たほうが良い。

<上島> いや、それ、悩ましいと思うのは、あのいろんな政府の、その
経済に関わる諮問委員会みたいなものがあるでしょう、そうすると、まあ、
たとえば、竹中平蔵さんだとかね、経済オピニオンのリードして来たこの
20年くらい、そう人達の影響力てのは、全くやっぱり安倍政権に
なっても、こう、脇に置けないんですよね、それをずっと続いてきて
いるから、みんな、安倍不信、安倍やっぱり確信犯でやっているって
いう話になっているんだけれども、、。

まあ、じゃあ、さはさりとて、現実の政府は、じゃあ誰を選ぶことが
できるかという議論になると、それ本当にいないんですよね。

<宮崎> いや、ですからね、あのー、この一番の底にある邪魔者は
何かってのは、この、世界は自由である、マーケットは常に自由で、
規制は緩和されたほうが良いという発想がおかしい、ということを我々
財界人のみならず、国民の末端にまでね、そういう認識が広がらない
かぎり、あの、上の安倍さんだけ頑張ったってね、これは、どうしよう
もない。

それからね、今、兎に角ね、日本の財界ですよ、昔のほら、渋沢栄一
みたいな大胆な発想の出来る人だんだんいなくなって、皆ね、中国が
儲かるといえば、皆中国へ行く、あ、中国危ないって言えば、皆
引き上げて、今度どこ、うろうろ探す、、。 

そうじゃないでしょ、日本に戻ってジャパン ファーストで工場も
日本に戻しましょうよって言い出す企業人は居ないじゃないですか。
そこが問題だろうと思うね。ま、結局、だから、日本はナショナリズム
の復権にはまだ遠いなという気がしますよね。

<上島> これ、やっぱりね、その国力っていうことで言うと、
やっぱり、国民の一つは気概ですよね、それから経済力、それから
軍事力、っていう、日本はその現行憲法下では軍事力は持っても行使
できない軍事力、これもう完全に東アジアの国々から見透されている
わけですね。

で、アメリカは、結局その、憲法と、憲法九条と日米安保条約ってのは
コインの裏表で、日本には、その国の自衛権を認めない代わりに俺たちが
守ってやると、しかし、そのためには基地をどこにでもおかせろって
いう話になっているって、この根本構造をね、やっぱり、国民が気が
ついて、打ち破っていくということにならない限りは、やっぱり経済
そのものも立て直して行くということになっていかないと思うんですよね。

<宮崎> いや、もう一つはね、あの、法律的にも、アメリカの植民地に
今、なっていますよ。つまり、アメリカのルールにみんな支配されている。

大店法もそうでしょ、それから、あの、弁護士のあの自由化の問題も
そうだしね、どうやらね、あの、つまり今まであった、商慣習はいけない、
これは非関税障壁だと言われて、結局、談合は駄目、私に言わせれば
談合って言うのは日本的伝統、あの、これ、美徳だと思うんだよね。

<上島> あの、過当競争しないっていうのは、知恵なんですよね、
んー、だからそういう意味のね、その、ここで、さっき、その、
新聞がね、Brexit の時と、トランプの当選の時と、まあ、二面わかり
やすく上げましたけれども。

今回の骨太方針なんかでも、やっぱりそのね財政規律が緩むってことを
批判はしても、その公共投資を増やして、GDPを上げていくとか
それから、国民の実質賃金を上げていくってなことに関して
どうだっていう議論があまりないんですよね。

<宮崎> あのね、それからもうひとつはね、実態としてね、
もう何をやっても無理だという諦念みたいなものがひろがっている
んじゃない。

あの、例えばね、建設現場に行くとわかりますよ。労働者は音楽を
掛けている。全部中国語ですよ。で、日本人の労働者いないじゃない。
で、そうすると、建設でいかに公共事業投資だといって予算増やしたって
人がいない。これはね、やっぱり、全然いびつな国にこの10年、20年
かけて作っちゃった、で、これを叩き直すたってね、今、あの、少子
高齢化でね、子供は皆、ほら、なんか、ひ弱なさあ、塾漬けになって
いるような子ばっかりで、あの、ちょっと将来やっぱりね、あの、
暗いんじゃないの。

<上島> いや、それともう一つ、あの、やっぱりね、その少子化と
いうことで言うと、やっぱ、その、子供、健康に生まれたら、そして、
その成長して、適齢期を迎えたら、まあ普通に結婚して、ちゃんと
家庭を持って子供を産んでくれって言うことが、それを言ったら、
その人権に関わるような話という受け止め方をメディアもするように
なっていて、で、政治家がそれを口にした途端にバッシング浴びるって
のはおかしいっていう、その常識を私取り戻さないといけないと思うん
ですよ。

<宮崎> いや、自分でね、自分の首を締めているようなもんですよ。
あの、例えば中国は今、あと5年もすればね、3000万人、あの結婚
できない人が生まれる。で、これ何故かと言うと、物理的な理由なんです。
結局、お金の問題でしょ。

日本の場合にはね、結局しようと思ったらできるんだよ。ところが、
しないのは何かというのは、あの上島さんが言ったように、国力の
基礎部分の一つはこれ国民の気概、国民の精神てのがあるんですよ。
で、この気概と精神が緩んで、あ、いいや俺なんか別にね、持っても
持たなくてもいいし、子供作ったって何になるんだと言うような
あの、非常に退嬰的なものの考え方が、今、若い人の間で支配的に
なっていると。

まあ、これ教育も何もかも悪いんだけどね、メディアも悪いんだけれど、
やっぱり、じゃあどうやって、あの、例えば昔の人はね、立て直したん
だろうね、応仁の乱なんて、人口が減って、あそこからまた信長のとき
までにね、人口を盛り返しているんですよね。で、江戸時代はこう平坦
だと言いながらも緩やかな成長が続いていて、明治になったら、ぐっと、
あの坂の上のね、太陽に向かって歩み始めるでしょ。

それが、トターンと…。この失われた20年、もう22年ですか、そのまま
続いているじゃん。

<上島> あのー、それ、宮崎さん、やっぱりね、これ、今日の地上波の
テレビとか、新聞とかで議論できないでしょうけれどね、やっぱりね、
個人の自由を最大限尊重するというふうにしちゃったらそれは何か
しんどいことをやりましょうってならないと思うんですよ。

で、こう生物の基本というものは、やっぱり、生存と繁殖でしょ。で、
そのことは人間の宿命的に逃れられないはずですよ。人間が続いて
行こうとするなら。

ところが、人間だけは、今、特に今時の日本は、そこにその、まあ、
生存は皆したいとしても、繁殖というのはいいんじゃないの、いいん
じゃない、そんなの、というような議論がある種の自由という名の
もとにね、完全に市民権得ていると思いますし。

<宮崎> あのー、ですからね、この自然の、壊してはならない原則という
のがある訳で、それ、適者生存という法則もあるし、去年、あの
ガラパゴスへ行ってね、古代生物のシルト絵のなんか見てきたんだけれど、
あれを忘れていますよね、だから、私、あの、ガラパゴスで考えた
ことという本を書こうと言ったんだけど、いやー、そんな本は売れませんよ、
つまり今の日本人はそういう発想がないんだよね、あのー、ということを
つくづく思っているこの頃であります。

<上島> だから、今、水平的な繁栄だけを追求するっていう所には
汲々とするけど,縦軸で、ずっと日本民族、日本人が続いていくんだと
いうことにね、自分は何できるんだってことの意識がやっぱり今ない。
で、さっき、宮崎さんが、応仁の乱その他で混乱してもね、戻ったのは
何故かというと、一つはあの頃って、要するに、名こそ惜しけれだから、
家名を残すっていうことに関しては皆やっぱりやった訳じゃないですか。
これ、ある意味、個人主義かもしれないけど、家名を残すというのは。

<宮崎> 健全な生存本能もあった、いや、逆に戦いがあったからこそ、
その生存本能ってのはリバイズしてくる訳でね、今のように、やっぱり、
ほらね、戦いがないでしょ。ま、あるってのは、受験戦争はあるけど。
そうするとね、忘れちゃうんだよね、生存本能を。だから、その点でね、
あの、中国見て下さい。皆、まだ生き生きとしているじゃない。あのー、
そこのエネルギーだけは、私たちはやっぱり一寸参考にしたほうが良い
かなと。<ふーん>

<上島> いや、中国のしたたかなエネルギーていうのは、ところだけは、
我々もちょっと取り戻さねばならんていうところで、で、ま、ちょっと話が
散漫に拡散してしまったかもしれませんけれども、えー、私達はその、
ただ経済の成長って考えるときは、国民経済が豊かになるためには
どうするべきかということを考えてゆくと、で、そのために、その政治家も、
メディアも、私たちはきちんと見て行くということが大切だ。

<宮崎> いや、だからね、この間までね、何々ハロー先生とかさ、
旧知の小田部先生とか、経済学でも、その国民経済のこと言っていた人が
いたじゃない。今、いないじゃないですか。それが問題だね。

<上島> 国民経済を語る人がね。仰る通りですね。何かちょっと繰り言に
最後なっちゃいましたけれども。

<宮崎> まあ、希望を持って明日からも頑張りましょう。

<引用終わり>