新田としては、まだ判断が早いと自分に言い聞かせるしかありませんでした。

 

しかし、その時点で小さなこの町をチロリン村だなと幻滅していたんだと思います。

 

ご近所に住む方を顧客にしよーとする意思はスッパリ無くなっていました。

 

問題は内的要因なはずなのに、外的要因のせーだと思いたかった。

それは自分がその方が救われるから。

 

で、新田は決めました。あと1週間このまま営業してみよーと。

 

5日目以降の結果は

近くに運送会社で勤務してるこの後常連さんになる、ちょいガラの悪いお客様が数人で来店される日は予定してた1日の売上31,720円は達成出来たのですが、その他の日は1万数千円まで。。。

 

 

飲食店が生き残るギリギリのラインは1坪あたり月に売上10万円。

 

 

7坪の新田の店なら月に70万円を下回れば見込みはありません。

 

このままなら確実に月の売上の最低ラインすら達成する事はできません。

 

そんな時ポツンと頭に沸いたのは、

来ねーなら行くか。。。でした。

 

 

 

1週間はこのまま営業すると決めてましたから、ほぼお客様が来ない店内で新田が必死にした事。

 

それは周辺の詳細地図を分析する事でした。

 

まだインターネットも普及していない時代でしたので結構部厚い本を買って来て自店から半径2km圏内の出前をして頂ける場所を想像してみました。

 

結果、一番困ってるのは雀荘かなーと。

 

地域の雀荘は風営法の指揮下で夜の12時までと決まってますが、入り口の電気を消して顧客の求める時間まで付き合うのが通例です。

 

簡単な料理をサービスで提供するお店もありますが、何せ雀荘に定期的に通う方は遊び好きなわがままやこだわりが強い方が多い。

 

自店のサービスだけでは満足して貰えないし、ピザ、中華などの出前メニューも置いている店も多い。

 

これはうまく雀荘の経営者に取り入ればウチのメニューも置いて貰えるなと。

 

 

そこで、新たにお店で販売している価格より1割少々高めに設定したチラシを作成し、ご挨拶回りと称してテイクアウト仕様の豚玉をその日回る数件の雀荘分用意してチラシと共にお渡しし、一度ご試食頂き、気に入って頂けたらお電話ください、すぐ参上致します!と熱心にアピールして回る事をアイドルタイムの2時間程度を使ってオープン2週間目から始めました。

 

 

 

翌日を待たずに効果は抜群に出ましたw

 

回ったほとんどの店舗からにいちゃん一生懸命に言って来たからお客さんにオススメしてやったでーと連絡が入って来ました。

 

初めて注文くれるお店はお約束の様に皆さん同じ様な事を言って連絡してくるんですねー不思議とw

 

 

 

その日の営業から売上は一気に目標金額達成です。

 

 

 

しかし、雀荘からの注文は夕方から営業終了間際に集中し、昼間はあまり来ません。

 

他の施設にはニーズがあるのかと色々考えてみて、同様の手法でパチンコ屋のバックヤード、市場、警察署、消防署、ホームセンターに挨拶回りに行きました。

 

 

新田はこーと思えば躊躇しません。

 

 

 

結果は消防署以外から全てご注文頂く事になります。

特にパチンコ屋、市場の個人商人さん、警察署は頻繁に注文頂く施設になりました。

 

 

オープンから1カ月もすれば、夜は様々な雀荘からしっかり注文が入り、昼間も様々な場所から毎日の様に注文が入る様になり、宅配だけでもは1日に4万円前後になっていました。

 

 

 

続きは その ⑥で書きます。