​6年生の先輩方のブログを拝見して 

 

2026受験組の本番が少しずつ近づいてきました。


先輩方のブログを見て、塾講師目線で気になるのは、「◯◯が苦手だから、小5の◯◯テキストをやり直す」とか、「◯◯を強化するために新しく◯◯の教材を購入する」といった記事が散見されることです。


担当講師のアドバイスに従った戦略的な判断なら(まだ)良いとは思いますが、保護者の判断だけでこれらの選択をするのは正直危険です。

 

 

時間を有効に使うには? 

 

小6の12月ともなると残された時間は本当にあとわずか。その時間を一番有効に使うにはどうしたらよいでしょうか?


受験生が接しうる問題を以下に分類すると分かりやすいです。


A 初見で正解した問題(間違うリスク:低)

B 一度間違えたが二度目には正解した問題(間違うリスク:中)

C 二度以上間違えた問題(間違うリスク:高)

D 初めて見る問題(間違うリスク:低〜高が混在)


まず大事なポイントは、

  • 早稲アカや浜学園、SAPIX等の大手塾で2,3年学んだ子たちにとって、小6の12月の段階では、入試で見る問題はほとんどが「見たことがある問題」(A, B, C)のどれかになっている

ということです。まれにDのようなこともありますが、そのような問題は(少なくとも自塾の)他生徒も初めて見る問題なわけで、解けなくても大きなダメージにはなりません。


大きなダメージになるのは、BやCの問題が出され、しかも本番でも間違えてしまう場合です。


「あーっ、これやったことある問題なのに!解き方どうするんだっけ…分かんない、分かんない…ゲッソリ


というのは最悪の事態です。きちんと対策してきた生徒はきちんと得点できるわけで、ここが合否の分かれ目になることは必定、さらに、「やったことのある問題がが分からなかった」ということからくる心理的ダメージは相当のもので、その後の他教科の受験にも影響してきます(そのような例をたくさん見てきました)。


つまり、入試で合否を分けるのはB, Cに属する問題です。特に直前期にはこれをつぶすことに全力を傾注するべきです。 



…となると、やるべきは 


だとすると、小6の12月以降やるべきことは明らかです。


もちろん、志望校の傾向に特化した対策が最優先ですが、それ以外の時間は、BとCを徹底的につぶしていくことです。まずは緊急度の高い(今後も間違うリスクの高い)C、それを終えてなお時間があればBと優先順位をつけることも大切です。


このとき、一度やった問題集を引っ張り出してローラー的にやることは、Aが含まれることになり時間の無駄です。そうならないためにも、間違い直しデータベースをあらかじめ準備することが重要です。


また、たとえ間違い直しデータベースを作るのが難しいご家庭の場合でも、せめてどこの問題を何回間違えたかはテキストに書き込んでおくと、後の復習の効率がよくなると思います。


なお、新しい問題集に手を出すことは、Dも少しカバーできるということで、上記のローラー作戦よりはマシかもしれませんが、やはりAが含まれることになり時間の無駄です。さらに、新しい問題集だと、BとCの見分けがつかないので、優先順位の判断がてきず、演習時間の割に成果は低くなりがちです。


やはりやるべきは間違いデータベースに基づく解き直しです。



私の言いたいことはこの記事に書き切っていますが、この重要性は何度でも繰り返したいです。受験勉強の本質・真髄は間違い直しです。


くま家のプランとしては、小6の12月にはパパプリは4周は回し終えて、その後は2度まちがえたところだけ、3度間違えたところだけ、4度間違えたところだけ…と問題を絞っていき、最後にそれでも間違えたところだけを紙1枚にまとめて受験直前まで見返す。これで合格間違いなしだと確信しています。




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ブログの紹介にっこり
 
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記
 

 

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