改めて、「間違えた問題」可視化の重要性
このブログで何回も登場する「パパプリ」の記事ですが、
間違い直し、特に「間違えた問題を『可視化』しておくこと」の重要性は強調しても強調しきれないほどです。
大人もそうですが、一度間違えた問題をちょろっと直しただけで、二度目以降確実に正解できる人などそういません。一度間違えた問題は二度間違えるし、二度間違えた問題は三度間違えるのが普通です。
他方、(勘ではなく)きちんと考えて初見で解けた問題は、二度目以降もきちんと正答する可能性が高いです。そして、そのような「どうせできる」問題を繰り返しやることは時間の無駄です。
また、受験には必要なインプットは大手進学塾に行っていれば程度の差こそあれ十分にしているはずです。ですので、思うように成績が伸びない場合は、インプットの不足を疑うより、インプットしたものを忘れていることをまず疑うべきです。そして、それは大抵の場合「最初に間違えてしまった問題」です。
限られた受験までの時間を効率的に使うためには、とにかく
「n回間違えた問題をn+1回目には正解できるようにする」
これを愚直に繰り返すことです。
そして、そのために最適なツールが「間違えた問題を可視化したもの」であり、くま家では「パパプリ」として活躍しているわけです。
よく範囲の広い試験への対策で「何をやったらよいかわからない」と困ることがあると思いますが、パパプリをつくっておけばやることはただ一つ、ひたすらそれを周回することです。
我が家のパパプリは作り方にいくつか工夫をしています。少し紹介しましょう。
工夫① ピックアップするのは宿題や模試で間違えた問題のみ
まずはこれです。
ピックアップする問題は宿題や模試で間違えた問題に限定し、授業中にやったプリント教材や演習問題などは入れていません。SSクラスだと授業中は上位校シリーズなど難易度の高い問題をガンガン扱いますが、パパプリで身につけたいのはそういう問題を解けるための足腰なので、そこで間違えた問題はスルーしています。
演習問題集や錬成問題集といった、早稲アカ生ならパーフェクトにできなければならない問題集で間違えてしまった問題こそ、パパプリに登録必須の素材。もちろん、組み分け対策や組み分け本番、カリテなども格好の材料になります。
工夫②ビジュアルを有効活用
社会の地理や理科の生物•地学分野は無味乾燥な記憶作業になりがちですが、うまくビジュアルを組み入れることで、記憶を定着しやすくしています。
工夫③一問一答にしない
一問一答は反射神経が鍛えられる反面、理由の説明など思考力を要求する問題への対応には必ずしも適したものではありません。
そこで、記述式で回答を求める問題もパパプリには多く入れています。記号選択問題を間違えた時などは、記述問題にしたほうが問題を作りやすいというメリットもあります![]()
工夫④原理原則は(子供のレベルに応じて)限界まで正確に教える
特に理系科目に言えることですが、中学受験は高校•大学受験で習うことを、その原理原則は省略して結果だけ覚えさせることが多いです。
たとえば、重曹(炭酸水素ナトリウム)を加熱して二酸化炭素、水、炭酸ナトリウムができるなんてことは、結果を覚えずとも、中学•高校生なら化学式から考えて解けるわけです。
もちろん、小学生にどこまで中学•高校の知識を入れるかは難しいところですが、私はこぐまのレベルに合わせつつ、なるべく原理原則の部分は(完全に分かってもらえなくとも)「正確にインプットするようにしています。
たとえばこんな感じです。
物体の落下•衝突の問題で、なんでこういう結果になるの?という疑問に応えようとすれば、エネルギー保存則に加え、そもそもエネルギーにはどんな種類があって何に比例するのかということまで理解しておいたほうが確実に知識の定着には結びつきますし、今後の中•高への接続もスムーズになるはずです。
このようなこともあってか、こぐまは物理•化学分野は無双状態。難しい問題になればなるほど実力を発揮できるのではと思っています。
さらに隠れたメリットも
パパプリ、つまり「間違えた問題の可視化」には隠れたメリットがあります。
それは、
「叱る基準が明確になる」
ということです。我が家では、テスト直しのときに、類題や同一題がパパプリに載っていた場合には容赦なく叱ります
が、パパプリに載っていなかった問題を間違えて叱ることはありません
。そういう問題が出てきたら、これ幸いとばかりにくま先生がパパプリに登録するだけです。
これにより、こぐまも「これはパパプリにのっていないから他の受験生も解けないはず。だから間違えても仕方ない」というように難問と易問の識別ができるようになります。
また、「n回間違えた問題は次回必ず正解してやろう!」と間違い直しに積極的に取り組むようになっています。
ぜひ皆さんも「間違えたところの可視化」をやってみてくださいね!
初めましての方はこちらから





