お久しぶりです、ストヲタです。

いや、更新かなり久しぶりですね……申し訳ないです。はっきり言ってしまうと、なかなか閲覧数が増えないのでモチベ上がらないんですよね。難しいところです。

さてさて、そんなちょっと暗めな話は置いといて……
もっと暗い話です……。


ネタバレなし感想:
佐藤青南作
『ある少女にまつわる殺人の告白』

私が小学生だった頃にこのミス大賞を受賞されていた作品ですね。
いや、これはね、すごいですよ……
壮絶です。
書き方は、なにやらインタビュー形式で、とある虐待事件についてをそれに関わった様々な職種の人が語っていくのですが、実は事件の真相は……というミステリーになっています。しかしそれ以上にすごいのは、リアルな虐待の現場の描写ですね。ラストなんか、その事件の真相以上に心痛いものがあり、そして虐待というものがなんと根深いものかをありありと見せつけられます。そのリアルさと言ったら、もう……。

すみません、長々と語ってしまいました。とりあえずあらすじを示しましょう。

あらすじ:
場面は長崎。初めはとある男のたわいもない話から始まる。
そして、それから語り始める。とある少女ー長峰亜紀の話を……。
これは、亜紀ちゃんという、まだ幼い少女が、虐待という社会の現実にたった一人で抗おうとした物語……。

こんな感じでしょうか?いやでもこれ、ほんとに読んでもらわないと多分伝わらないものがいっっぱいあります!読んでください!!とりあえず!読んで!

すみません、取り乱しました……。でも私がこんなにも推すのにはちょっとしたわけがあって。実は私今大学に通って夢のために学んでいるんですが、そのある種きっかけになった本なんです、これ。

物語って、人の未来を左右する、すごく強い力があると思うんですよ。だから私は物語がすごく好きだし、いろんな人にもっとその魅力を伝えられたらなと思ってこのブログを書いてまして……

私の場合、自分の未来を大きく変えてくれたなって思うのはこの本『ある少女にまつわる殺人の告白』だったりします。私が変わったってことは、もしかしたら誰かが変わるきっかけになるのかもしれない。そう思い、このブログを書いています。

誰かの未来が、よりよい方向に向かいますように。

児童福祉の現場がよりよい方向に向かいますように。

です笑

すみません、自分語りしてしまいました……恥ずかしい……。

しかし、この本はそれだけ強いものを持った小説です。本当に素晴らしい作品です。しかも、読みやすい!文体が語り口調だからですかね?軽く読んでいても頭にするすると入ってきて、読むのが遅いストヲタでも簡単に読むことができました。

ぜひ!読んでみてください!

次はアニメにしようかな?以上!ネタバレなし感想でした!





※以上も以下も、あくまで一個人の感想です。「あっそういう感じか」「まあまあそういう捉え方もあるよね」というゆるーい感じでお読み頂けると幸いです。












ネタバレあり感想【ネタバレ注意!】
ここからの感想は細かい描写も含んだネタバレありの感想となります!特に、今回の場合ミステリーですので、結末がどうなるかまで書いています。未読の方はここでそっと閉じて、読んでから戻ってきてください!よろしくお願いします!











大丈夫ですか?ネタバレしますよ?








それでは、ネタバレあり感想です!


いやもう、ラスト!!ラストだよ!ラスト!
なんでこんなに悲しいラストにできるのか、という結末でしたね……。でも、これ実際にあるから怖いし、リアルに迫ってくる感じがあるのかなって思います。
とにかくこの作品のイヤーなところ(褒めてます!)は、描写がとことんリアルなことなんですよね……。ぴったりと背後についてくるような感覚があります。書いている情景描写はそこまで多いわけでもないのに、その風景が見える文章って……なに食べたらそんなことになるんでしょうか……。不思議です。

そして、その結末で、悲しいところは、誰も悪くないんじゃないか、なんて思わせてしまうところです。結局親から子へと連鎖していく虐待を、誰も止められなくて、それは児相にもできなかった。それを誰が責められるんですかね?児相も人手不足や、資金不足、法整備不足があって、それを整えようとしない。そんな世の中が悪いって結論に辿りついてしまうところがイヤらしい皮肉を見せられた感じがします。

私はこの本ほんと大好きで、もう何回読んだかわからないんですけど、読む度泣きます。そして一番泣くのは、案外ラストではなく、入江くんが、隈部と話しているとき、骨折がわざとなことを告白するシーンだったりします。こんな幼い子たちにここまでの決意をさせてしまうことに思わず泣いてしまいますね……。なんて残酷な物語なんだ、と……。そしてそんな決意のシーンを見せておいて突き落としてきますからね……。
喪失感……!


いややばいな、このままだと全部語りそうなので、この辺で失礼させていただきます。

一度読んだ方も、もう一度読んでみてください。結末を知ってからだとまた違う見方ができますから。ぜひ!

以上、ストヲタの『とある少女にまつわる殺人の告白』ネタバレあり感想でした!