世界の終わり | オッサンの呟き

オッサンの呟き

特にテーマはなく、独り言のように日々思ったことを呟きます。そんな他愛のない話しに付き合ってくれる人がいるかな?

北朝鮮の水爆実験ののち、国連では原油供給を止めるべきだという議論が行われつつある。実に恐ろしいことだ。日本はかつてアメリカとの国力差が80倍と知りつつ太平洋戦争に突き進んだ。その過去とたぶるものを感じる。

 

あの当時の日本・・・政治家は軍のクーデターを恐れて陸軍、海軍のバランスを採った政策を進めた。マスコミは自らの会社の利益を拡大できるチャンスである戦争を煽った。事実、日中戦争は新聞の購読量を大きく増やしている。

 

更に軍はマスコミを利用し、世論を操作することで莫大な予算を獲得し、組織の急激な拡大を果たす。また同時に南方及び中国大陸、その他のアジア地域への軍の増派を押し進めた。

 

国際世論は日本に対して批難の言葉を浴びせたが、国家よりも組織のメンツや利益を守ることを優先した結果として世界の中で孤立を深め、最終的には全面禁輸で油の供給を止められることになる。

 

若手将校は外交交渉での事態打開を図る姿勢を『弱腰』と決めつけて上層部を突き上げ、日米開戦に向かわねば肥大化した軍の統制が取れなくなるような状況が生まれた。気がつけば誰も戦争を止められなくなっていたのである。圧倒的な国力差を誰もが知りながら。

 

国があることを忘れ、国よりも組織の権益を優先する。。。まるで現在の日本の官僚組織のようである。この国は何も変わっていない。

 

それはともかく、同じような状況が北朝鮮でも起こっているのかも知れない。国よりも金ファミリー、金正恩氏の権力基盤を守ることを優先した結果、最高権力者である金正恩氏ですら自身の身を自国民から守る為に、エスカレートする挑発行動を止められなくなっているのではないだろうか。

 

原油の供給ストップは危険である。追い詰めたら玉砕覚悟で暴走する可能性が極めて高いように感じる。ロシアのプーチン大統領が指摘する『地球規模の大惨事』が引き起こされても決しておかしくないと感じるのである。理性や論理的な考えを求めるのが難しい様子だ。

 

この事態を打開する方法として考えられるのは、

 

1.北朝鮮を内部崩壊させる

2.北朝鮮という国があることを完全に無視する。何も反応しない。

3.反撃の余地を与えずに一瞬で叩く

 

私にはこの程度しか思いつかないが、現時点ではどれも非現実的かも知れない。外交交渉による解決なども不可能だと思われる。

 

3年後に予定されている東京オリンピックどころか、その前に人類生存の危機、世界の終わりが訪れてもおかしくないような恐ろしい状況を感じてならない。