無駄遣いをやめろ! | オッサンの呟き

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特にテーマはなく、独り言のように日々思ったことを呟きます。そんな他愛のない話しに付き合ってくれる人がいるかな?

昨年発覚した三菱電機の700億円を超える巨額不正請求に続いて、島津製作所でも水増し請求が発覚したという報道があった⇒<空自装備品契約>島津が過大請求…防衛省発表

何を今さらという感じがするが、徹底的に過去の不正請求を洗い出してもらいたいものだ。公共事業もそうだが、巨額の予算が動いているものには、必ずと言っていいくらいおかしな出費があると僕は信じて疑わない。特に防衛省は脇が甘いように感じる。

防衛関係の予算執行にあたっては、極めて特殊な知識が必要だったりするのかも知れない。またそこには国益を守る為の国家機密もあるだろう。そのような特殊事情は高い買い物に繋がる。だがそれだけでは片付けられない余りにも酷い実態がそこにはある。

例えば予算執行にあたっては、防衛装備協会(公益財団法人)という防衛省、自衛隊あがりの天下り団体が間に入り、ここが様々な手数料をピンハネしている。

またジェット燃料などの消費財関連のお金の使い方も酷いものがある。石油メーカーが契約に則って納品をしようとしてもタンクが一杯で入らない場合がよくある。そんな時、納品を受けた形にしてお金だけ支払い、納品は後で受けたりする。使い切り予算ということで、無理矢理使うのだ。

その量は決して少ないものではない。何ヶ月も前の分まで納品が済んでなかったりする。会計検査院の調査が入らないのがとても不思議だ。また納品をする側のメーカーも完全な談合を行っており、かなりオイシイ仕事になっている。

公共事業でも談合は常に存在しているということを疑う人はいないように思うが、官民両方で血税を無駄にする防衛省の予算執行は特に酷いように思う。消費財関連に関する出費は、建設事業などとは違ってずっと続くのだ。

ただし僕は無駄が全部悪いとは思わない。談合も全てが悪だとは思わない。それが一般消費を刺激するような、お金の循環を生み出すようなものであるならば良いのではないかと思う。だが防衛費における無駄遣いはそういうものに繋がらない気がする。