決算書で見るべき3つの指標
(1)損益計算書で「経営安全率」をチェック
経常利益
経営安全率(%)=ーーーーーー×100
限界利益
限界利益=売上-変動費(商品原価、材料費、外注費)
売上の減少にどのくらい耐えられるかという指標。
つまり、売上が○○%落ちて収支トントン、
または、売上が○○%上って収支トントンという指標。
目標は15%
(改善策)
(1)限界利益を増加させる
①売上アップ
②変動費ダウン(利益率の向上)
(2)固定費の削減(主に人件費と経費)
(2)貸借対照表で「自己資本比率」をチェック
自己資本
自己資本比率(%)=ーーーーーー×100
総資本
返済不要の資本(自己資本)が全体の資本調達の何%かという指標。
自己資本比率が高いほど経営が安定し、倒産しにくい会社となる。
目標は40%。
(改善策)
(1)総資本の減少
総資本=総資産 総資産の減少を目指す
固定資産・棚卸資産・売掛金・受取手形のコントロール
(2)自己資本の増加
自己資本=資本金+利益剰余金
極端な節税をしないで、内部留保を増やす
(3)キャッシュフロー計算書で「フリーキャッシュ比率」をチェック
フリーキャッシュフロー
キャッシュフロー比率(%)=ーーーーーーーーーーーーー×100
利益剰余金増加額
利益剰余金増加額=税引後利益
増えた利益のなかに自由に使えるキャッシュがどのくらいあるかの指標。
優秀企業は70%、理想は100%
(改善策)
(1)営業キャッシュフローを増加させる
①業績の改善
②取引条件の改善(売掛・在庫を減らし、買掛を増やす)
(2)投資キャッシュフローのマイナスを減らす
固定資産への投資を調整する
決算書で見るべき3つのポイント
(1)利益が出る体質かどうか
「一人当たりの粗利益」がポイント
粗利益とは
(商業)売上ー仕入
(製造)売上-仕入-外注費
従業員数とは、
役員+正社員+パートの正社員換算数
目標は、一人当たり1000万円。
この金額から、人件費や経費を差し引きしたものが利益となる。
だから、400万や500万では、会社として利益が出る体質にはなっていない。
(2)税引前利益+役員給与で利益を見る
赤字であっても、役員給与をたくさん取っている場合もある。
黒字であっても、役員給与をあまり取っていない場合もある。
だから、税引前利益だけを業界平均と比べてどうこうはいえない。
金融機関はこのような見方をしている
(3)資金繰りと利益のずれを把握すること
支出=経費ではない
たとえば、
借入金を返済した分は経費にならない。
固定資産の購入は経費にならない。
売上=現金増ではない
売掛金が増加している場合や受取手形が増加している場合は、
売上計上しているが、まだ現金化されていないので注意。
仕入=売上原価ではない
仕入が在庫になっている場合には、売上原価に算入されないので、
在庫増の分は、粗利益に振り替わる。
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