売上予測コンストラクターの林原琢磨です。

 

 

昔と比べて最近は、商業施設内への出店のご相談も増えてきました。

 

一時期は、商業施設内出店ができるのは、

路面でしっかり実績のある一部のチェーンのみでした。

しかし、近年はだいぶ裾野が広がってきており、

施設によっては個人店でも出店の機会が持てるようになりました。

 

 

しかし、路面やロードサイド出店と比べても、商業施設内出店はきわめて難しいものです。

 

「そもそも商業施設自体がマーケティングをおこなっているのだから、

その施設内に出店できれば十分に集客をすることが可能だ」

ということを考えていらっしゃる方も多く見受けられますが、

それはまったくの誤解です。

 

当然、商業施設内においても立地の良し悪しは明確に存在し、

立地が悪い位置のテナントに出店しても売上げは上がりません。

それどころか、路面と比べて家賃が高い傾向にあることがほとんどなので、

赤字店舗になりやすいという落とし穴もあります。

 

商業施設内出店においても、路面やロードサイド店舗以上に、

立地をしっかり吟味しなければなりません。

 

 

 

まず見るべきは、「TG」です。

 

商業施設内における「TG」は、例えば、

 

・施設の出入口

・エスカレーター

・エレベーター

・駐車場出入口(または連絡通路)

・核テナントの入口

 

などが挙げられます。

 

これらは、路面やロードサイドで「TG」をしっかり押さえられる人なら、

商業施設内においてもすぐイメージができるでしょう。

 

 

さらには、商業施設内特有の「TG」として、

 

・トイレ

・休憩スペース

 

などもあります。

これらは路面店などではほとんど見られないため、

見落としがちになりますが、意外と軽視できないポイントです。

 

商業施設内においては、特に大型のモールなどでは、

人々は施設内を回遊しており、滞在時間も長いものです。

 

滞在時間が長くなるということは、それに伴い、

トイレや休憩スペースなどの利用頻度も上がるということです。

 

すなわち、そうした場所に人が集まり、またそこから人が散っていく、

まさに「TG」としての特性を持つということになります。

 

したがって、そうした場所の近くにある店舗は、

他の何でもない場所の店舗よりも、

買い物客に認知されやすくなるというのは、当然のことです。

 

 

他にも施設によって、人が集まりやすい場所というのはあります。

 

商業施設内出店の話が来た時には、そのテナントの周りに、

ちゃんと買い物客が集まる要因があるかどうか、しっかりチェックしてください。

 

人々がその施設全体を回遊することが前提になっているからこそ、

少しでもこうした立地上の優位店のある場所に出店することが、

商業施設内での差別化を図り、売上げを上げるポイントです。

 

 

休憩スペース①

 

休憩スペース①

 

 

 

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