店の看板と同じような色や形の他の看板などがあると、
③TGからの直接視界性
TGが決まったら、- それらのTGから店がどのように見えるのかを3段階に分けてチェックします。
- スーパーマーケットであれば、その出入口付近で立ち止まって見てください。
- 自然に見えれば3ですが、
- この辺りに見えるはずだと探せば見えるなら2、
- 見えないなら1です。
- 見えない場合、
- その理由を「見えなくする要因」の中から選んでください。
- 視界を遮(さえぎ)るものがあるからが一番多いでしょう。
いっしょになってしまい見えなくなります
(これは「視界融合」と呼ばれる心理現象です)。
また、有名なブランドの看板や大きな看板があるため観察店舗が
まったく目立たず見えないということも起きます(同、「視界退行」です)。④動線視界性
複数のTGがあると必ずそのTG同士の間に、
人々が行動する経路(線)ができます。
それが「動線」です。
TGを3ヶ所選んでいますので、
動線も3つできます。
これらの動線上を歩く人々が、店舗がどのように見えるかをチェックします。
⑤記憶容易性
TGは強くないけれど繁盛する店があるとしたら、
この記憶容易性が高いことが考えられます。
どんなに商品やサービスが良くても、
お客さまが店に辿りつかなければ繁盛しません。
店に辿りつくには、店までの行き方が分からなければなりませんし、
記憶できなければなりません。
また、
店の良い噂を聞きつけた別の人は、
どのように行けばよいかをも理解できなければいけません。
これを容易にするのが、地理上の目印=ランドマークです。
さらに、「○○駅の東口に出て、吉野家のある角を右に入って3番目の角地」
というように場所の説明がかんたんにできることです。
この文章を考えてみて書けるようであれば、説明しやすいことになります
⑥店の間口や諸条件
入り口が狭いことは、どんな商売にとっても困りものです。
2階や地階もそうです。
鉄道や工事で騒音や振動があったり、日中は西日が入って眩しかったり、
店前を大型車両が通るため歩行が危なかったり、段差があって店に入りづらかったりするのも問題です
反対に、コンビニのように外から店内を見通せたり、
角地にあって3方向から来られたりするのはプラスです。
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引用元:ストアビジットで気づく店舗立地の優劣 連載115-3

