どんなに立地が良いと言われる店でも、
店の営業の仕方によってはぜんぜん客が来ず、
売上も低く利益の出ない経営になることがあります。
そんなもったいないことをしてはいけません。
立地の神様に叱られます。
自店舗の立地がどんなであれ、
営業や販売促進に力を尽くしましょう。
そこで、
今回はどんな立地にはどんな活動ができるのかについて見ていきます。
図1 TGと店の位置関係
- ①[TGから離れていて、どの動線沿いにもない立地]
- ②[TGから離れているけど、その動線沿いにある立地]
- ③[TGのすぐ近くにあって、固定客も多い立地]
これはたいていの不振店に当てはまるケースです。
[TGから離れていて、どの動線沿いにもない立地]
駅から遠い、商業施設からも離れている店です。
立地が良いと“衝動来店”のお客さまが増えます。
しかし、
このようなケースではそれはなかなか望めません。
したがって、
“目的来店”のお客さまを増やしていくことが第一です。
それには、
一度来店されたら、
「必ずもう一度」来店
してもらえるような仕掛けを作ることです。
一度でも来店してくれたひとは、
来店の前に必ず何かを期待してくれたはずです。
飲食店ならもちろん提供されるメニューの美味しさでしょうし、
提供するサービスの高さや店の清潔度でしょう。
QSCのレベルは重要です。
しかし、何を期待して来店したとしても、
期待を裏切らないQSCを提供してくれたとしても、
それだけで再来店してくれるお客さまは少ないでしょう。
もっと大事なことがあります。
「私がこの店に来たことを感謝されている」
という心の充足感です。
この充足感を提供する最大の方法は、
自然な会話です。
店長との何気ない会話。
従業員からの何気ない言葉かけがあれば、
よほどのことがない限り、
これに反発する人はいません。
このことができていれば、
「スタンプカード」や「割引券」、
「一品無料券」が無駄になることはありません。
「駅から離れているけどとっておきの店だから必ずまた来よう」
という気をお客さまに持ってもらえれば、
不振店立地でも売上は上がっていきます。
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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
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引用元:あなたの努力のおかげで立地は活きています 連載107-1

