
また、視界融合と言って、
同系色の色や形の看板や構造物があると、
人は余程違った色や形でもない限り、“見えなくなってしまう”ことがあります。
さらに、視界退行と言って、
見せたい看板よりも、強い印象の看板や建物、造形物や景色が
そばにあると、これまた見えなくなってしまうのです。
これを「ハロー効果」とも言います。
あなたは、いつも視界性評価をチェックしておかなければなりません。
中には、良かれと思ってたくさん立ててあった「のぼり旗」があるために、
肝心の店や看板が隠れてまったく見えなくなってしまったというような
笑えない話しもあるくらいです。
売上向上させようとして、減らしてしまっては元も子もないですね。

立地改善の第二は、TGと動線です。
店舗の位置が、TGやTGとTGを結ぶ動線を行く人々からわかるようにすることです。
駅から離れていたり、
駅から見えなかったりすると、
店舗の位置は容易にわかるものではありません。
これは他のTGについても言えます。
しかし、チラシを配ったり、
小さな看板を設置したりするなど、
店舗の位置がわかるようにすれば、人々に少しずつ認知が浸透していくものです。
ただ、こうした活動はややコストがかかる割に効果は低いものです。
もし、劇的な効果を望むのであれば、
店への案内図を描いた看板を持って、TGの前に立つのです。
いわゆるサンドイッチマンです。
こうした活動は
じゅうぶん立地改善につながり、お客を増やし売上げ上げる活動です。
決して馬鹿にしてはいけません。
飲食に従事して、一度もこうした活動をやったことがない人は
余程運の良い人か、飲食業に向いていない人です。
泥臭いことでも平然と率先してできなければ店長は務まりません。
立地改善の第三は、商圏へのアプローチです。
お店の周り、お客が一定の割合以上に来店してくれている範囲を“商圏”と呼びます
(この割合は、世帯数、または人口の5%です)。
商圏は、お店の東西南北に広がっています。
しかし、それは世帯数が均等でもありませんし、
またその属性(一人暮らしか、否か。年収が高いか、否か、年齢層が高いか、低いか・・)もさまざまです。
ですから、
商圏へのアプローチも区域によってさまざまに変えなければなりません。
とりわけ、区域の主たる年齢層の老若や所得層の高低によって、
効果が出るやり方は異なってきます。
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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
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引用元:立地の問題が改善可能か不可能か。それが問題だ。連載12-2