さて、読者のお一人からご質問をいただきました。
要約しますと、
「低価格がすっかり定着してしまったので、低価格をウリにしているスーパーなどの近くでは、高めの商品を扱っている店は出店しないほうが良いでしょうか?」
というものです。
スーパー(マーケット)というと、TG(交通発生源)の典型的なものです。
そこで、今回はこの点について答えていこうと思います。
まず、経済的背景から説明しましょう。
一昔前に「スタグフレーション」という言葉が流行りました。
これは、
理論上は、物価が下がっていく(デフレ)と自然と購買行動が盛んになり景気はよくなるはずなのにその反対に、景気も物価につられて悪くなっていくという現象のことです。
日本が世界で最初に経験した、経済現象です。
しかし、近頃は「デフレ」という言葉は聞いても、その「スタグフレーション」という言葉は聞きませんね。
それはなぜかというと当時の「景気」は決して悪くなっていないからなのです。
日銀の短観や政府の景気動向調査は、慎重過ぎるので、まだ景気は悪いみたいな言い方をしていますが、とんでもないのです。
ところで、多くの人が見落としている大事な点が1つあります。
それは、「格差社会」の本格的な到来です。
いろいろな格差が、この日本にも出現しました。
昔は学歴格差くらいなものでしたが今や、経済格差は非常に大きくなりました。
(それと、無視できないのがIT格差です。働き盛りでありながら、パソコンもメルアドを持たない人がいます。これはそのうち大きな結果を生みます。)
2005年あたりから今の時代は、安いものが爆発的に売れる反面、高級自動車やエコ仕様の家・マンションの新改築、アパレル、宝石など「有意義なもの」なら、どんなに高くても飛ぶように売れています。
相変わらず”セレブ”という言葉がもてはやされていました。
その一方で、史上最悪の失業率です。
仕事を探さない人を含めると10%とも言われていました
(2019年の今は、人口構造の大きな変化、すなわち、労働人口の減少がおきて「人手不足」になり、不景気なのに、完全失業率は2%に下がっています。
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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
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引用元:「格差社会」の本格的な到来です

