立地コラム(33)見えている「はず」が一番よくない
売上予測に使うデータなら商圏分析ソフト”統計てきめん2プレミア”
●立地コラム(1)手ぶらで現場を見に行く 1
●立地コラム(2)手ぶらで現場を見に行く 2
●立地コラム(3)手ぶらで現場を見に行く 3
●立地コラム(4)店は立地よりも、商圏だ
●立地コラム(5)セットバックした店は、長続きしない。だから工夫を。
●立地コラム(6)結局、物件というものは、どこかの撤退物件。
●立地コラム(7)物件探しで、重要なのは、利用者つまり住む者の利便性
●立地コラム(8)赤字の店1店舗出すことは、もう1店舗も犠牲になること
●立地コラム(9)人は、住んでいる場所によって他の人と似たような行動をする。
●立地コラム(10)看板を増やせば売上げも増えるか?
●立地コラム(11)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(12)マーケット規模とは、『人口』のことではない
●立地コラム(13)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
●立地コラム(14)商業統計を「人口」に変換する 立地コラム(15)看板増やして売上げが増えるかは、業種業態による
●立地コラム(16)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(17)マーケット規模とは、「人口」のことではない
●立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
●立地コラム(19)商業統計を「人口」に変換する
●立地コラム(20)購買人口こそ、都市の本当の人口
●立地コラム(21)ちょっと“商業統計”について オレンジジュリアス,ホワイトキャッスル,森永ラブ、ドムドム、100円バーガー
●立地コラム(22)立地分析で“昼間人口”はさほど重要な要素とはいえない理由
●立地コラム(23)昼間人口にこだわる必要はないが、それは、別の大きな意味がある
●立地コラム(24-1)新しい統計指標 年収別世帯数
●立地コラム(24-2)新しい統計指標 年収別世帯数
●立地コラム(25)TG(ティージー)とPC(ピーシー)という二つの重要な立地用語
●立地コラム(26-1)PC、そして・・動線
●立地コラム(26-2)PC、そして・・動線
●立地コラム(27)施設の中にあるTG
●立地コラム(28)動線の質
●立地コラム(29)「動線」と「導線」の違い
●立地コラム(30)ショッピングセンター内での立地
●立地コラム(31)見えない立地は危うい
●立地コラム(32)見えない立地でも、見てくれる道路
●立地コラム(33)見えている「はず」が一番よくない
食べ物屋であれば、自店舗が提供している商品(料理)の味見は必ずするに違いない。
しかし、「立地」はどうだろう。
なかでも、視界性はどうだろうか? ロードサイドで話そう。
その物件を借りる契約をする前に、どこに、どのように看板や店舗を配置すると、きちんとどのドライバーからも「見える」ようになるか、あなたはきちんとチェックしているだろうか?
店舗の入り口間口が、どちらに向かっていると、より店舗が立派に見えるか、まで考えて、敷地内の店舗の位置を考えているだろうか?
また、あなたは、街路樹の存在に気づいているだろうか?
特に、冬場は街路樹が気にならないことがよくある。
それは、銀杏のような落葉樹が街路樹として使われているケースが多いからだ。
かく言う私も「街路樹」を見落として、クライアントの手前、恥ずかしい思いをしたことがある。
街路樹は、年間を通して、或いは、その春夏秋の3シーズンにかけて、大きな視界障害となる。
もちろん、他にもさまざまな視界障害があるが、街路樹ほど、視界を妨げるものはない。
店前の自動車の平均スピードはどうだろうか?
スピードは速いほど、近いものには目が行かない。
視野が狭くなるからだ。遠くのものを見ようとする。
ではどのくらい遠くから見えるだろうか。100メートルか、200メートルか?
さらに注意すべきは、店のある場所、そして看板の立っている場所を「予め知っている人」と、「まったく知らない人」、「関心のない人」は、それぞれ見え方が違うということだ。
「関心のない人」を含め、誰からでも、否応なく見えるというのが、一番良い視界性である。
「予め知っている人」しか見えないというのは、「見える」うちに入らない。
ましてや、その「知っている人」でも見えない、というのは、論外である。
実際、こういう物件が、ロードサイドでは、ありがちなのだ。
自分で車を走らせてみて、あるいは助手席に座って乗ってみて、店や看板がどのように見えているか、必ず確認、あるいは、事前に想定することをお勧めする。
また、看板業者を選ぶときには、単に看板のデザインがどうなるかばかりでなく、物件のある現地を視察して写真を撮り、看板が店の100メートル手前から、どのように見えるようになるか、そういうシミュレーション図も添付して提案してくる業者を選ぶようにすれば万全である。
実際に見もしないで「見えているはず」、写真シミュレーションもしないで「見えるはず」は、一番良くない。
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1.統計てきめんの基本操作
2.統計てきめんの統計項目の変更方法
3.統計てきめんの多角形商圏での集計
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引用元:立地コラム(33)見えている「はず」が一番よくない


