立地コラム(28)動線の質
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●立地コラム(1)手ぶらで現場を見に行く 1
●立地コラム(2)手ぶらで現場を見に行く 2
●立地コラム(3)手ぶらで現場を見に行く 3
●立地コラム(4)店は立地よりも、商圏だ
●立地コラム(5)セットバックした店は、長続きしない。だから工夫を。
●立地コラム(6)結局、物件というものは、どこかの撤退物件。
●立地コラム(7)物件探しで、重要なのは、利用者つまり住む者の利便性
●立地コラム(8)赤字の店1店舗出すことは、もう1店舗も犠牲になること
●立地コラム(9)人は、住んでいる場所によって他の人と似たような行動をする。
●立地コラム(10)看板を増やせば売上げも増えるか?
●立地コラム(11)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(12)マーケット規模とは、『人口』のことではない
●立地コラム(13)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
●立地コラム(14)商業統計を「人口」に変換する 立地コラム(15)看板増やして売上げが増えるかは、業種業態による
●立地コラム(16)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(17)マーケット規模とは、「人口」のことではない
●立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
●立地コラム(19)商業統計を「人口」に変換する
●立地コラム(20)購買人口こそ、都市の本当の人口
●立地コラム(21)ちょっと“商業統計”について オレンジジュリアス,ホワイトキャッスル,森永ラブ、ドムドム、100円バーガー
●立地コラム(22)立地分析で“昼間人口”はさほど重要な要素とはいえない理由
●立地コラム(23)昼間人口にこだわる必要はないが、それは、別の大きな意味がある
●立地コラム(24-1)新しい統計指標 年収別世帯数
●立地コラム(24-2)新しい統計指標 年収別世帯数
●立地コラム(25)TG(ティージー)とPC(ピーシー)という二つの重要な立地用語
●立地コラム(26-1)PC、そして・・動線
●立地コラム(26-2)PC、そして・・動線
●立地コラム(27)施設の中にあるTG
●立地コラム(28)動線の質
交通発生源TGとTGの間には、必ず動線が生まれます。
また、人々が密集した地域・場所=PCとTGの間にも動線ができます。
動線とは、人々の「行動線」です。
ですから、いわゆる通行量、交通量とけっして無関係ではありません。
人々が多く同じ場所・経路を通れば通るほど、通行量は増えます。
しかし、決して間違えてはいけません。
それは、「通行量(交通量)が多いほど、『良い動線』だ」と思うことです。
通行量の多い、少ないことと、その動線が「商売にとって都合が良い、悪い」こととはまったく別のことです。
たとえば、このことは、オフィス街を観察すれば明確にわかることです。
オフィス街では、朝の通勤時と、昼の昼食時、夕方の退社時間帯に、沢山の人々が同じ動線上を動きます。ですから、通行量(交通量)は全体的にひじょうに多くなります。
しかし、だからといって、この動線が商売に向いているかというと、まったく違います。
人々は、みな急いでいます。走っている人もいます。
人々は、そこ(店前)を通るとき、店に寄る心理的余裕を持ち合わせていません。
仮に、入店しても、商品を選んだり、包装をゆっくり待っている余裕もありません。
ですから、そうした人が、何千人、何万人通行しようと、商売に適しているとは言えないのです。
一方で、オフィス街に対して、繁華街や公園、レジャー施設周辺はどうでしょう。
行動する人々には、心の余裕があります。
時間の余裕、金銭的な余裕があります。
つまり、「買ってくれる人、店に寄ってくれやすい人」なのです。
このように、単に動線と言っても、商売に向いている動線とそうでない動線があるのです。
前者なら「動線の質が良い」、後者なら「動線の質が悪い」といいます。
できれば、見かけの人々の行動数(通行量・交通量)に惑わされることなく、少ない通行量でも、動線の質が良い立地を選ぶようにしましょう。
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1.統計てきめんの基本操作
2.統計てきめんの統計項目の変更方法
3.統計てきめんの多角形商圏での集計
4.統計てきめんの色分け分布表示の設定
5.統計てきめんのグリッド表示の変更方法
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引用元:立地コラム(28)動線の質


