立地判定における実査は、どこまでも、
トコトン「お客さん目線」にならなければなりません。
周辺の人達が、買い物に行くときに便利だろうか?
遊びにいくときはどうか、仕事にいくときはどうか、
駅に向かう場合は、バス停に向かう場合は・・・・
そして、そういった行動を取る時、
自然に物件が見えるだろうか、
寄り道できるだろうか、などと考えていくのです。
この大事な違いをしっかり肝に銘じておいてください。
この視点に立てるかどうかが、
立地のノウハウ以前に、
良い物件を見つけて来られる店舗開発の、
最低条件になります。
さらに、「繁盛店を生み出す店舗開発」とは、
これだけに留まりません。
もうひとつ、 別の視点を持っているのです。
経験者はもとより、店舗開発をしたことが無い人でも、
店探しは、そう簡単に成就するものではない、
ということは想像に難くないでしょう。
確かに、不動産業者のところに行けば、
何らかの物件を紹介はしてくれるでしょう。
しかし、情報だけなら沢山手に入ったとしても、
実際そのほとんどは、繁盛の難しい立地であったり、
または賃貸条件のやたらと高い物件であったりして、
なかなか成約に繋げることは難しいものです。
思う通りの物件を、 空いてるテナント情報の中から見つけるのは、
ノウハウも根気も運も、必要とします。
お店を出したい地域を決めたとしても、
実際そこに自分の思った通りの物件が見つかるまで、
3年以上かかるということも、決して珍しいことではありません。
引用元:繁盛店を生み出す店舗開発

