商圏分析ソフト 統計てきめん2プレミアはこうやって使う(2)グリッド画面に映るもの その6

 

前回に引き続き 商圏分析ソフト 統計てきめん2プレミアのグリッド画面に映るものについて書きましょう。

今日は、行動ベクトルです。

皆さんの中で、この行動ベクトルを聞いたことのあるひとは、稀でしょう。

それもそのはずです。

これは、SORBICS立地理論で初めて採用された立地概念の一つだからです。

 

簡単に説明しますと、その地域に住んでいる人が、どの方向に向かって、購買行動を起こすかをシミュレーションしたものです。

ですから、この方向は、場所(地域)によって少しづつ違ってきます。

例えば、東京より西側にある地域は、だいたいは、東の方向(東京の都心)へ向かっていますし、

千葉県など東側にある地域は、西の方向へ向かっています。

つまり、大きな商業集積がある方向に向かって行動ベクトルができます。

これを、商圏分析ソフト 統計てきめん2プレミアに搭載しました。

 

ですから、どんな地方に行っても、自分の知らない地方に行っても、行動ベクトルの向かう方向を見れば、「なるほど、この辺りの人達はこちらに向かって行動していることが多いんだな」というふうに推測できます。

 

商圏分析は、単に実査しただけではわかりません。こういうソフトを持ち、あるていど仮説を立てて、その後、仮説の実証を行うようにするとより正確な商圏分析ができるというものです。

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黒い点を起点に、人々の購買行動方向を示しています。

 

 

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引用元:商圏分析ソフト 統計てきめん2プレミア 行動ベクトルの描画と・・・