最近、自宅のWindows PCで付いていなかったWi-Fiの増設をしました。
使ってみたのは、どちらもそれなりに実績のあるメーカー元のWiFi子機でした。
1つ目に使ってみたのは tp-linkのArcher T2U Nanoです。
規格は802.11ac対応でした。ところが2.4GHz(802.11g)の接続はできたのですが、5GHz(802.11a)の接続ができませんでした。
メーカーサポートに問い合わせてみても、デバイスドライバの設定の確認を求められて確かめましたが問題なし。
機器の接続状態は2.4GHzで接続が出来ているので、故障というのは考えにくいので、Dr.ドライバーさんに問い合わせてみたところ「電波状態かもしれない」とのお返事でした。こうなると機器のメーカーの違いかもしれないと考える事になり、別なメーカーの機器を買ってみる事になりました。
Baffaloの「WI -U2-433DMS/N」を買ってみました。
IEEE規格では、tp-linkのものと同じ802.11ac対応品です。届いて接続確認をしたところ、(Windows10アップデートはしましたが)2.4GHzも5GHzも無事に接続できました。
一体、何が原因で今回のような現象が起きたのかが解らなかったので改めて規格について調べてみました。
すると、「【WiFiの5GHz帯】W52、W53、W56の違いって何?速度差はあるの!?」という記事が見つかりました。W52、W53、W56
は電波法の規定らしいです。「5GHzのW52/W53/W56の違いは?」のところに書いてありますが、WiFiの使用チャンネルの違いがあるそうです。「Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)」に関しても詳細な説明はリンク記事を読んでいただくとして、
記事のまとめにあるように「しかし、実際のWi-Fiの通信速度は、2.4GHz帯か5GHz帯かといった「周波数」の違いではなく、「規格」の違いで決まります。」だそうなので、選択する際には機器の対応規格には入念な調査がいるのですが、同じ規格でも電波のクセも関わってくるので、ルーター設定にも注意を払う必要がある様です。
参考:「各周波数帯ごとの周波数共用検討結果」(総務省)