M1 Macが発表、販売されてから、Windowsが動くようにならないか?という要望をネットの情報などから耳にしています。
必要性は無いのですが、興味は有るので実情はどうだろうかと検索してみました。
すると「M1 MacでのCrossOver Wine 20.0.2のソースコードのビルドと実行」という記事でCrossOver版のWineをソースコードからビルドして動作確認したという記事がありました。そして記事の最後に「おまけ」として
「homebrew経由でもインストール可能なビルド済みCrossOver 19.0.2がこちらにあるようです。
https://github.com/Gcenx/homebrew-wine」(上記記事から転載)
が、記載されていたので、この「おまけ」のバイナリファイルをダウンロードしてWindowsアプリが動くかどうかを少し試してみました。
ダウンロードしたCrossOverは手動でアプリケーションフォルダに移動してから起動しました。また使いたいWindowsアプリは「ユーザ」フォルダの「アカウント名」のホームフォルダに入れておく必要がありました。
「Wine Crossover」はダブルクリックで起動可能です。起動した時には下の画面が出ます。(拡張子 exeのアプリケーションは幾つかダウンロードしました。)
この後は、画面に出ているとおり、「wine64 (実行したいWindowsアプリケーションの名前」」とコマンドラインで入力します。今回はフリーソフトの「サクラエディタ」を起動してみました。
この様に起動が確認できました。正式リリースではないですし、ビルドしたわけでもないのですが、M1 Macを所有していて、必ずしもWindowsが使えなくても構わないなら、この様にWineを試しに使ってみるのも方法の1つだと思います。
#追記(2021/02/15)
「CrossOver 20」自体は有償製品です。「Run your Windows® app on MacOS, Linux, or ChromeOS」(英文)という謳い文句で販売されています。