M1 Macでは、「ユニバーサルバイナリ2」(「ユニバーサルバイナリ」についてはWikipediaに資料があります。)、「Rosseta2」という技術を採用しているので(「Mac に Rosetta をインストールする必要がある場合」)、これまでのIntel Mac用のソフトウェアもある程度は動く様になっています。
個人的には、今後、C言語、C++言語でのプログラミングを今は想定しているので、先日記事にした「「gcc」プログラミングのテスト」はその最低限の開発環境の導入とテストにもなっていました。
ただ、「ユニバーサルバイナリ」などの技術は出来上がったアプリケーションを使う時には大変ありがたい技術なのですが、ソフトウェアの開発を行おうとした場合には、果たしてIntel Mac向けなのか、M1 Mac 向けなのか、または両方のプラットホームで動かすことを想定するのかによって、開発環境は適切に選択する必要が出てきます。例えば、HomebrewはMacの(ソフトウェア)パッケージ管理ツールなのですが、これなども対象開発環境に合わせて導入する必要が出てきます。(参考:「Homebrewとは?インストール方法や使い方をわかりやすく説明します」)
実際にHomebrewをインストールする場合の手続きについて確認しました。「2020年11月」頃の記事だと、「Mac M1(Apple Silicon)でhomebrewをインストールできるの?」にありますが、「Rosetta
を使用して開くにチェック」という方法が紹介されていました。
ですが、現状ではそこから状況が変わっていて、Rosettaを使う場合と使わない場合では挙動が変わる様です。「頑張らないM1(Apple Silicon) Macの開発環境構築」によると「homebrewでインストールした個々のパッケージは、arm版とx86版を意識せずに使えますが、 homebrew自体はarm版とx86版両方をインストールする必要があります(2020/12/24時点)。 なので、brewコマンドだけは使い分けを意識する必要があります。」ということなのでHomebrewのインストールには注意が必要です。
(Rossetaを使用するターミナルの場合)
(Rossetaを使用しないターミナルの場合)
インストール手順は上述リンクの「頑張らないM1(Apple Silicon) Macの開発環境構築」で解説されているので、リンク先を参照してください。