PS3 Linuxを最近また使っていますが、残念な記事がWeb検索で見つかってしまいました。(見つけるのが遅れただけで、最新ニュースというわけではありませんが・・・)
「PowerPC 32bit向けUbuntuの提供終了」という記事です。
PowerPCというMPUはMacintoshで暫く使われ、PS3のCell.B.E.(の内部)にも採用されたわけですが、先にAppleが採用をやめ、SCEもPS3で採用したものの後継のPS4では採用されませんでした。(PowerPC: linkはWikipedia )
OSとしてもLinuxではこれまで採用されていたのですが、Linkの記事にあるように
「「Debian」からも「PPC」アーキテクチャーのサポートがなくなることを受け、「Ubuntu」でも「PPC」アーキテクチャーのサポートの将来をどうするのか議論が行われました。
この議論は2016年11月16日に行われた「UOS(Ubuntu Online Summit)」でも話が出され、「Technical Board」ミーティングでも議論が行われました。」
という記載や
「「Ubuntu」の上流である「Debian」でも「PPC」アーキテクチャーのサポートがなくなります。」
という記載があり、今年以規のバージョンのDebian/Ubuntu Linuxのリリースがなくなることが決まっていました。
Ubuntu Linuxは毎年4月、10月にリリースされていますが、今年4月の17.04リリースからこの決定が適用されているようです。
残念ですが、これも時代の流れとして受け入れるしかなさそうです。
#追記(2017/09/05)
PS3で利用するPPC64bitバージョンについては「今後もサポートされる「PowerPC 64-bit Little-endian(以下ppc64el)」アーキテクチャー」という記述がLinkの記事にあったので、まだ暫くはサポートされるようです。
(Wikipediaからの引用で「2002年にはPOWER4をベースとした64ビットのPowerPC 970 (G5)が登場、高性能化に伴いG4から大幅に消費電力が増大したものの、同時期のPentium 4と比較するとほぼ同等の性能でありながら低消費電力であり、IBM・アップルのサーバ製品のほか、PowerMac G5・iMac G5で採用された。」とありました。)