出荷され始めた年に買った今まで使って来ているPS3は、初期型で詳しい型番で言えば、「CECHB00」なのですが、最寄りのハードオフに初期型PS3が陳列されているのを見つけてしまいました。陳列品をよく見ると、同型のCECHB00が2台置いてあり、それ以外にCECHH00が1台置いてあり、もう1台、CECHL00も1台置いてありました。
ハードオフの陳列品は当然ながら現品限りの品物だし、売れてしまえば次にいつ巡り会えるかもわかりません。この間のTakamineのエレアコがまさにそれでした。中古品とは言っても1万円の単価なので迷いもありましたが、今回はCECHL00を買いました。
(仕様比較の詳細は「PS3® のシリーズごとの機能の違いは?」参照)
これを開封して初期不良がないかどうかも確認するつもりですが、その前に(用途はひとまずLinuxのインストールなので、)システムソフトウェアのバージョン確認が必要です。予想どおり、「他のシステム」のインストールが無くなったバージョンのシステムソフトウェアが入っていました。「バージョン 4.80」となっていますが、これは出荷時のバージョンよりも新しい筈です。これを出荷時設定に戻してこのPS3が発売されたばかりのシステムソフトウェアにするつもりです。
まずは本体メニューにあるPS3の初期化を行ってみました。システムソフトウェアを初期化するとは書いてありますが、結果は後で確認します。
ひとまず今日はBlu-rayのディスクを再生できることを確認して、完全フォーマットをかけて内蔵HDDを初期化してエラーが起きないことを確認します。HDDの初期化は4時間半くらい掛かる様なので、寝ている間にこの作業をやって、Linuxをインストールするための続きの作業は明日の自由時間に行おうと思っています。
#追記(2017/03/28)
PS3にもPCなどと同様に「セーフモード」という状態があるのはわかりました。「PS3® のセーフモードとは?」の5番がシステムソフトウェアの項目です。
「通常モードでの[PS3 の初期化]と同じ処理を実行します。」となっていましたが、「システムソフトウェアの設定が初期値に戻ります」と書いてありました。そうなると、実施結果と矛盾している気がするので、もう少し調査をしてみようと思います。
#追記(2017/03/28)
「SCE、PS3の新ファームウェアで他OS起動機能を削除」に「初代から80GBモデル(CECHL00)までのPS3では、PS3ネイティブのOSの他、Linuxを中心に、他のOSをインストールして併用する機能が搭載されていた。」と記載があるので、型番からはLinuxをインストールできる機種であることが確認できました。
#追記(2017/03/28)
SCEに改めてシステムソフトウェアのバージョンを遡って修正できるか?と聞いてみたのですが、今度は「できない」と言われてしまいました。なので今回購入したPS3は初期型ですが、Linuxのインストールは無理の様です。
ただ、そうなると、「システムソフトウェアの初期化」というのが何をするのかが疑問です。
「PS3™の初期化」という項目を読むと、システムソフトウェアの設定を初期値に戻します。ということと、
この操作をしても、システムソフトウェアを以前のバージョンに戻すことはできません。とありました。
なので、せっかく手に入れた初期型PS3ですが、LInuxをインストールすることはできないものだとわかり、下調べが不十分だったと少々残念です。


