Wikipediaに「PearPC」の説明が有りますがそこからの引用で、「PearPC はアーキテクチャ独立なPowerPCプラットフォームエミュレータであり、Mac OS X、Darwin、Linuxといった各種PowerPC向けオペレーティングシステム (OS) を実行可能である。GPLでライセンスされている。」とあります。
MacintoshはMac OS Xを発表した頃のMPU(CPU)は「PowerPC」でした。簡単に言えば、PearPCはその「PowerPC」をエミュレートします。
Mac OS Xのバージョン10.4の時代にMacintoshのハードウェアはCPUがPowerPCからIntel プロセッサに変更になりました。PearPCはそのPowerPCの機能をソフトウェアで実現しています。
「PearPC - PowerPC Architecture Emulator」が本家サイトです。
日本語だと情報は古い様ですが「PearPC, JAPAN」にインストールの仕方が説明されています。
AppleからはPowerPC搭載のMacintoshが販売されなくなったので、もし古いMac OS Xを使う必要がある時には、これをインストールしておけば、便利かもしれません
#追記(2016/07/17)
「PearPCでバーチャルな体験記」に、うまく犬トールできなかった時の対策やMac OS8,MacOS9の辺りの動作環境についても少し触れられていたので、こちらも参考になりそうです。
#追記(2016/07/17)
Windows版では起動時の設定をするためのGUIも入手できます。
画面は
という感じです。
#追記(2016/07/18)
PearPCはPowerPCエミュレータなので、Mac OS Xとは言ってもMac OS X 10.4 (Tiger )までしか利用できません。Mac OS X 10.5からは「Intel Mac」しかAppleが提供していないからです。また、現状ではAppleもMac OS X 10.4のサポートは終了しています。
しかしながらMac OS X を使いたい方には、http://www.mac-torrent-download.net/application/apple/mac-os-x-10-4-tiger/を利用するのも一つの手段かと思います。