ラズパイB+を音楽おもちゃ的に環境構築。 | 貯え 小道具 興味ない?

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数日分のまとめ的な話なのですが、microSDHC 32GBが届いたので、ラズパイ用のディスクを新しく作りました。容量的には十分だと思っています。また、ハイレゾ音源DACの「SabreBerry+」 と一緒にラズパイ専用ケースに入れたままで使っています。

ここ何日間かで、音楽おもちゃ的ラズパイの使い方に目処が立った感じなので、3月頃にやったのと同じ様なことをして環境づくりを新しいmicorSDHCにやり直しです。
ラズパイ:サーバー環境の導入など」でやった様に(ブログに画面を載せる為に)スクリーンショットを撮る為の「ksnapshot」を改めて「Raspberry Piのスクリーンショット」を読んだ上で入れました。

$ sudo apt-get install ksnapshot

ラズパイで音楽ファイルを再生する準備(その1)」の時には、HFS+(MacintoshのHDDフォーマット形式)を直接読める様にしたのですが、今回はこれをやめて、ネットで見つけた「AFP によるファイル共有」の記事と同様に

$ sudo apt-get install netatalk

で、MacintoshからラズパイのmicroSDHCにアクセスできる様にしました。ここ最近の使用感からすると、やはり省電力で小型というのはサーバー向けには捨てがたい特徴ですが、B+でも下記の様なアプリケーションを動かしてみると処理がそれほど速くないし、ubuntuなどに比べると、(OSそのものかアプリケーション等なのかははっきりしませんが)不安定感が有るのでサーバー的利用法はやめたというのが理由です。

その代わり、音楽遊び用の小道具にはなってきました。以前Macintoshにインストールした、「VMPK(VIRTUAL MIDI PIANO KEYBOARD)」をインストールしました。(以前記事にしたのは:「VIRTUAL MIDI PIANO KEYBOARDを使う」です。) VMPKのページにはLinux版はx86用しかない様ですが、

$ sudo apt-get install vmpk

で、「qsynth」と一緒にインストールできました。USBポートに接続した「eVY1シールド」をUSB接続の(パソコン用の)キーボードで鳴らせました。

ラズパイ、VMPK

LMMSでeVY1がうまく鳴らなかった原因はわからないままなのですが、MIDIシーケンスソフトを変えて、その後は何度か試して鳴っています。ネットで見かけたところではLMMSはWindows版の方が安定に動作しているらしいです。Ubuntuで使っている人が多い様なのですが、「Rose Garden」もそこそこ人気があるらしく記事がいろいろ見つかりました。JACKと連携して動作するのはLMMSと同じなのですが、設定関係はMIDIポートの選択画面で繋いでいるデバイスに合わせるだけで簡単にできました。ただ、結構重いソフトなので、これを使って音楽作業をするのは辛いかな?と思っています。インストールは

$ sudo apt-get install rosegarden

だけです。

ラズパイ。rosegarden

使い方としては、MacintoshなどでMIDIファイルを作って、ラズパイのrose gardenにインポートしてeVY1に歌わせる辺りの使い方が無難かもしれません。

今後、このラズパイをどうするかなのですが、現在の「ラズパイB+」ではDAC(SabreBerry+)は対応していても、ラズパイ側の処理能力が足りなくてDSD再生には不十分です。なので、「ラズパイ2」(参考:「Raspberry Piの2世代目が登場、性能6倍で価格は据え置き」)に載せ換えたいと思っています。また、電源を手持ちのモバイルバッテリーにすればeVY1とラズパイとを一緒に持ち歩くことも可能になります。ただしユーザーインターフェースの部分が今の手持ちでは適当なものがないので、それが有ればですが・・・。例えば、MIDI操作もVolumioの様にWebベースにすれば、ハイレゾ音源聴きたい時はVolmioで、MIDI、ボカロ(eVY1)で遊びたい時はそちらの画面でという感じで使えると音楽おもちゃっぽいですね。

#追記(2015/05/17)
せっかくiPad miniを持っているので、すぐできる簡易ユーザーインターフェースをつけました。「Raspberry Piの設定【VNCサーバ(tightVNC)の設定】」を参考にラズパイにVNCサーバーを入れました。
( $ sudo apt-get install tightvncserver )

iPad miniには無料の「VNC Viewer」をインストールして、ラズパイのデスクトップを見ながら、「VMPK」を使ってeVY1を鳴らしてみました。当たり前ですが、鳴ることは鳴りました。音長が短くなってしまうのですが、この理由はわかりません。

iPadmini VNC ラズパイ

#追記(2015/06/01)
ラズパイのmicroSDHCを作り直していますが、sshでのMacintoshからのアクセスができない状態になってしまいました。この対策は、「xubuntu12.04で音の確認(amSynth,VMPK)」に追記した様にMacintoshが保存している接続先情報(?)のファイルを消去することで解決できます。

記事には漏れていましたが、「SabreBerry+」の為のI2Sドライバの設定も、SabreBerry+開発者のたかじんさんの記事「Raspberry Pi 2 情報(2)」のとおり

設定方法は、

sudo nano /boot/config.txt にて下記の1行を一番したに追加する。

dtoverlay=hifiberry-dac



sudo nano /etc/asound.conf   これを作成して下記を記載する

pcm.!default {
type hw card 0
}

ctl.!default {
type hw card 0
}

sudo reboot 再起動します。
次に、音を鳴らして確認するためにmplayerをインストールしてみましょう。 

sudo apt-get update

sudo apt-get install mplayer

そして、早速らじるらじる(NHK-FM 東京地区)を聞いてみる。 

mplayer -playlist http://mfile.akamai.com/129933/live/reflector:46051.asx


(上記、記事から引用)
も済ませました。