現在のところ、Arduino Uno、Arduino MEGAを1台ずつ持っているのですが、しばらく離れている間に、もう一種類気になるArduinoが販売されていました。
「Arduino Yun」というものなのですが、「メーカーが工事設計認証(いわゆる技適認証)を取得したため、日本国内でも無線LAN機能を使うことができるようになりました。」とスイッチサイエンスさんの商品紹介(「Arduino YÚN)に書いてありました。同じページによると「無線機能(WiFi)付きのLinuxマイコン仕様」というのがあり、元になるArduinoに別なLinuxマイコンを組み込んであるものの様です。
Arduino YÚN/スイッチサイエンス

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Linuxマイコン側にWiFi機能が付いているだけでなくmicroSDスロットもありますから、Linuxでの制御が前提となりますが、1月に書いた「ワイヤレスSDシールドが届きました。」と2月に書いた「Arduino MEGA、ZB WiFi購入しました」で紹介したワイヤレスSDシールド+ZB WiFiの部分をArduino Yunの内蔵機能に置き換えることができるかもしれません。さらにUSBポートもホスト機能を持たせられる様なので、1月に書いた「USBホストシールドの動作確認」のUSBホストシールドの機能もArduino Yunだけで足りるかもしれません。
更に、このArduino YunもLinuxで動作することも考慮に入れると、先日ハイレゾ音源再生に使ってみた「Raspberry Pi B+」との機能の違いも気になってきます。
Raspberry Pi Model B+ (Plus)/raspberrypi.org

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Raspberry Pi B+ ではOSをmicroSDカードに書き込んで使うので、microSDカードスロットも持っていますし、USBポートもホスト機能で動くポートが4つついています。そうなるとArduino Yunで1つしかないUSBポートが増えるので、周辺機器の接続台数も増えます。
こういう下調べをしてみると、Arduinoのシールドとして販売されている「eVY1シールド」をまず買って、シールドとして使うためのArduino Unoを購入した(販売元のスイッチサイエンスさんから動作確認はArduino Unoでのみ済んでいるという情報がありました。)のですが、
eVY1 Board/アイデステクノロジ

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Arduino YunまたはRaspberry Pi B+のUSBポートに接続してMIDI通信で使うことにした方が、eVY1シールドの汎用性が上がる様に感じてきました。
ArduinoにしてもRaspberry Pi B+にしてもそれほど使い込んでいないので、単体の機能検証をArduinoでやってみて、確認できたものからプログラムをLinuxに移植して更にLinuxのプログラムをRaspberry Pi B+に移植して全体の制御をLinuxで行うという段階を踏みながら作成していく方が無理なく確実に一歩一歩作り上げられて良いかな?と思っているところです。
なので、「eVY1シールド」は最初はArduinoのシールドとして使うものの動作確認できたらUSB接続タイプのコンパクトなMIDI音源として使うことにした方が良いのかもしれません。
ちなみに「タッチパネルLCDの制御について(SPI信号の使い方)」で回路的な調査を済ませた「タッチパネルLCD」はArduinoのシールドとして使うことを前提にしている部品なので、(シリアル通信の制御信号を使うなら、Raspberry Pi B+でも使えるかもしれませんが)これまでの検討通り、Arduinoからの制御で使うことにしています。