そのときと同じ書籍
基礎からのiPhone SDK 改訂版/ソフトバンククリエイティブ

¥3,024
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を読んでいます。
「Cocoa TouchのUIKitフレームワークは、Mac OS XのCocoaではAppKitフレームワークをiPhone用に作り替えたものです」とか
「iPhone OS 2.0は、Mac OS X 10.5をベースに開発された」とか書いてあります。
現在はiPhone OSという呼び方をしなくなり、iOSと呼ばれるようになりました。またバージョンもiOS8が最新版になっていますから既にこれらの記述は古い情報ではあるもののMac OS と iOSの両方を扱いたい者にとっては参考になります。
また、これらの経緯からiPhone OSプログラミング環境が限られてきます。
「Mac OS X 10.5.3以上が動作するIntel CPU搭載のMacintosh」
だそうです。
実際には手元に暫く前まで2006年モデルのMac miniを持っていたのですが、購入時点ではMac OS X 10.4( Tiger )搭載モデルでしたが、メモリーを拡張すれば、Mac OS X 10.6まで動作しました。そういう意味では現在入手可能なMacintosh の多くで開発ができることにはなると思います。
この書籍の紹介ですが、
第2章は「iPhone OS 機能カタログ」としてアプリケーションを作るにあたってのユーザーインターフェース部品の解説が出ています。またiPhone SDKの制限事項にも触れています。
「iPhone2.0 SDKではiPhone OS自身の動作を拡張するようなソフトウェアやドライバー類、動画や音声のコーデック等のソフトウェアを開発することはできません。」だそうです。
しかし、
「iPhone OS 3.0では、(上記でできなかった)iPodライブラリへのアクセスや現在再生中の曲の情報も取得できるようになりました。」だそうです。
なお、この書籍ではメニューが日本語のXcodeを使用しています。この点から恐らくXcode3を使っての開発の解説だと思われます。
第3章は「初めてのアプリケーション開発」でXcodeの使い方の概要とユーザーインターフェースの作り方(Interface Builder)の概要です。
第4章は「Objective-C入門」です。Objective-Cのプログラムの書き方の基本が図入りで説明されていてここは参考になりました。