12首、短歌を詠みました。
永遠に咲け
モラトリアムの
揺れ動く
アンヴィバレンツ
光の雫
一両の
電車に揺られ
ただ1人
雨跡の中
旅を探して
森町の
無人駅にて
ただ一人
静けさの中
泳いで浮かぶ
見知らぬ地
歩いて渡る
タンポポの
綿毛のように
心フワフワ
茜雲
車窓に映る
我が心
赤信号が
物憂げに刺す
耐え忍ぶ
流れる大河
桜道
幾年も超え
星を数える
茶の香り
森へ誘う
着物揺れ
椀の温もり
人肌に似て
茶の道は
桜の香り
漂て(ただよいて)
旅路の縁(よすが)
記憶に結ぶ
雲の影
切れ間に覗く
青空は
世界を裂いて
天へ誘う
見ず知らぬ
一本の枯れ木
前に立ち
語らぬ言葉
空に轟く
線路道
彼方の光
輝きて
天国の口
力むつま先
東京の
川は光りて
流るるも
孤独を募る
夜霧の寒さ











