映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観た感想(ネタバレ) | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観た感想(ネタバレ)

あのマクドナルドの歴史を紐解く映画です。

役者さんが演じているので、ドキュメンタリー映画ではありませんが。

 

映像もよく、役者さんの演技もよく、普通にエンターテイメントとして充分に楽しめる映画でした。

 

この映画を観ると、間違いなくマクドナルドが食べたくなりますので、食べながら観ることをおススメします。

 

私は実際、マクドナルドで食べながら、iPhoneで観ました。

 

さて、この映画についてというよりも、

マクドナルドの歴史についてと、

会社の経営についてと、

この競争社会で生きるということについて、

語りたいと思います。

 

 

 

 

ここから先は、ネタバレとなりますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクドナルド兄弟が、わずかな時間でハンバーガーを提供するアイディアを思いつき、皿も使わない、メニューも少ない、ウェートレスもいない、従来のドライブスルーやダイナ―とは異なる形態のお店を作り、成功したというのがはじまりでした。

 

フランチャイズ化もし、店舗数も3店舗。

 

ゴールデンアーチの分かりやすいシンボルのお店のデザインも、マクドナルド兄弟のアイディアでした。

 

 

 

しかし、ここに一人の男が現れ、マクドナルドを乗っ取ってしまい、創業者だと嘘をついて名乗り、今に至るというとんでもないお話です。

 

どうしてそんなことができてしまったのか?

 

そのやり方はとても強引でした。

 

この男は、フランチャイズをもっと促進し、アメリカ中に店舗を増やすことを計画、マクドナルド兄弟は品質保持の観点から反対をしましたが、交渉に押し切られてしまいます。

 

しかし、入念な内容の契約を交わし、自分達を守りました。

 

このとんでもない男は、破産寸前になりながらも奮闘します。

 

本当は安定した小さな幸せを望んでいる妻も仕事に協力をしてくれました。かなり献身的な良妻でした。

 

妻に内緒で、家を担保にお金を借りて、返済が三か月も滞り、差し押さえ寸前までいきます。

 

奥さんは、催促の電話ではじめて知ります。

それでも夫を信じてついていきます。

 

この男は、お金を借りた銀行に、自宅に電話するなと言っただろう!と怒りにいくほどです。三か月も支払いが滞っているというのにです。ものすごく自分勝手です。

 

契約の隙をついて、別会社を興し、土地ごと買収していくという強引な方法にも出ていきます。そこから成功し、店舗は一挙に増えました。

 

どんどん天狗になっていき、マクドナルドの創業者かのように振る舞うようになっていきます。

 

シェイクを作るための電気代が高いため、インスタントの粉のシェイクを用い、品質よりコストを優先もします。それは契約違反の行為でした。

 

マクドナルド兄弟との争いとなり、結局は、マクドナルドの買収に成功。

 

創業者を名乗れるようになり、ゴールデンアーチも使えるようになります。

 

マクドナルド兄弟は、マクドナルドの名前をつかえなくなります。

そのかわりに、270万ドルをもらいました。

当時1ドル360円くらいでしょうか?

だとすると9億7千2百万円です。

さらに、毎年、利益の1%を要求しました。

しかしこれは契約には組み込まれませんでした。

口約束のみですが、約束してもらうことはできました。

 

最終的にどうなったかというと、

この口約束は、守られませんでした。

つまり、まんまと騙されたということになります・・・

現在の相場で、1年1億ドルの価値があったと言われているそうです。

現在は1ドルだいたい100円くらいですかね?

つまり年間100億円くらいもらってもいいくらいの内容だということです・・・

 

1954年創業ですので、マクドナルド兄弟が死ぬまでには40~50年はあるでしょう。少なく30年と見積もっても、3000億円くらいもらえたわけですが、それが、わずか9億7千万円しかもらえなかったわけです・・・

 

アイディアも考え、本当の創業者だというのに、この仕打ちです。

 

しかもその男、苦労を共にしてきた奥さんとは離婚し、仕事のできる美女に乗り換えちゃうんです。

 

手切れ金として、家、車、保険はあげるけど、株は一切あげない。奥さんも頑張って仕事してくれていたのにです。もしあげるぐらいなら死んだ方がましだとまで言い切ります。

 

超一流の経営者ですが、人間としては屑です。

 

その男が言う、成功のために大事なものは?

 

「執念」です。

 

その次が「覚悟」です。

 

競争社会は、食うか食われるかの戦争だ。

ライバルが溺れていたら、口のホースを突っ込むことがあなたにはできるか?

 

そんなことをマクドナルド兄弟に言ってました。

 

兄弟は、そんなことできないし、したくもないと。。。

 

 

 

この男はこうも言ってました。

才能があって、天才でも成功しないものはいっぱいいると。

大事なのは才能ではなく執念だというわけです。

 

 

 

この男、マクドナルド兄弟と出会ったときは、

全然売れないシェイクマシンのセールスマンでした。

しかも年齢は52歳。

 

52歳から、ハンバーガー事業に着手して、これだけの成功を収めたのです。

 

それまでは、8つ同時に作れる高速シェイクマシンだったり、収納テーブルだったり、色々な新しいものに飛びついて、失敗を繰り返してきたんです。

友達に失笑をかいながら。

 

 

 

 

 

 

これらから見えてくるものはこうです。

これは私が思ったことです。

 

 

・誰よりも先に、新しいすごいものを発見し、それを事業としていく。

(これは同感です。私も誰もやっていない新しいこと企画に挑戦することをモットーとしています。)

 

 

・失敗を繰り返してもいい、1つ成功すればOK。

(これも同感です。10の企画を立てて、そのうち1つ成功すればそれでいいと、これまでも語ってきました。)

 

 

・年齢は関係ない。いくつになってもチャンスはある。

(私も30歳から独学でクレイアニメをはじめたり、37~38才から独学でサンドアートをはじめたりしています。なので、52歳になっても新しいことに挑戦し続ける姿勢に共感します。

 

 

・才能は必要ない。学歴も関係ない。

(これも同感です。私は美大どころか、大学すら行ってません。)

 

 

・必要なのは、執念と覚悟です。

つまり、決して諦めないで、やりとおす、おしとおすことです。

どんな犠牲を払ってでも、非情になってでも。

(これだけは同感できません・・・ 執念と覚悟が大事だというのはわかりますが、どんな犠牲を払ってでも、非常になってでもというのが、同感できません。そこが私の甘さです。つまり、この男に言わせれば、執念も覚悟も足りてないということになりますね・・・)

 

 

 

 

 

 

これぐらい自分勝手で、図太くて、強引で、悪魔にならなくては、

経営者として成功し、大金持ちにはなれないということがわかります。

 

 

 

 

 

この男、バーガー事業をはじめたまだまだこれからというとき、

夜遅くまでお店の掃除までずっとやっていました。

奥さんは一緒に楽しみたいと言っていましたがね。

つまり、ずーっと、あくせく働いていました。

偉い立場にいるのに、掃除まで夜遅くまでずっとやっていたわけです。

 

ちょっとでも事業をよくするために、やれることはとことんやりつくす。

家庭もかえりみず、恥も外聞もなく。

 

ですが、創業者だと嘘をつくほど、見栄をを張る。

 

プライドが高いのか低いのか、アンバランスです。

 

どこか憎めない、ユーモラスなキャラクター性があります。

(役者さんがそうだというのもあるでしょうし、映画なので脚色もされているでしょうがね。)

 

 

 

 

マクドナルド兄弟が最後に聞きます。

 

契約する前から、

お店のアイディアのシステムは全て教えたのに、

なぜそれを真似て自分でお店をはじめなかったの?

 

なぜ買収する必要があったの?

 

と・・・

 

 

 

この男の回答は・・・

 

システムだけじゃない、マクドナルドという名前の響きがよかったから。

 

クロック(この男の名前です)という名前じゃ成功はできないと。

 

 

 

 

 

たしかに・・・

私も、名前というのは、ひじょうに大切だと思います。

実は、名前が全体の7割くらい大事なんじゃないかと思っています。

 

それにしても、その名前のために、9億7千万円も支払うことになってまでとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

さきほど、

誰よりも最初に、新しいものを発見し、事業をはじめるのがポイントだと言いましたが、

 

このクロック氏は、マクドナルド兄弟がはじめたものを買収しているので、

自分で新しいアイディアを思いついたわけではありません。

 

他人がはじめたものを横取りしたわけです。

 

 

 

しかし、大きな視野でみると、

マクドナルド兄弟のはじまりは小さなものでしかなく、

それを発見し、大きな事業として成功に導いたという意味では、

やはり、

「誰よりも最初に、新しいものを発見し、事業をはじめるのがポイント」

ということなのだと、私は思うわけです。

 

 

 

 

 

 

この競争社会が、弱肉強食の、食うか食われるかの戦争だということは、

まさしく同感です・・・

 

本当に恐ろしい世界です。

 

そこにどう立ち向かっていくのかは、誰しもが考えざるを得ません。

 

 

 

 

 

あなたは、溺れているライバルの口に、ホースを突っ込むことができますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うんざりです。