サイレント・サンドアート・ライブ | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

サイレント・サンドアート・ライブ

第一声として、皆さんに伝えたいことがあります。

私は身体障害者です。生まれ持って、首が曲がっている「斜頸」という障害があります。

障害者、私は生まれ持って害を及ぼす存在なのでしょうか?
たしかに両親は苦労をしたことでしょう。幼い頃の手術、リハビリ、手術の失敗、学校ではからかわれ悩んでいる私の心のケア。

さらにいうと、私は生まれ持って心臓に疾患があり、それは今の医療技術では治すことはできず、いつ死んでもおかしくないという、ブルがダ症候群という、数万人に一人の疾患です。

だから、私は何もいらないんです。残しても仕方がないから、あとは人のために尽くすだけなんです。そして今、ここに立っています。

私は、障害は、1つの個性だと、今は思っています。首が曲がっているという個性、心臓に疾患があるという個性、耳が聴こえないという個性です。

サンドアートは、砂しか必要ない。あとは手があれば描けます。余計なことを考える必要はないんです。悩む必要もありません。

だって、世界中のどこにでも砂はあるし、私の手は、ここにあるのですから。

でも、私達には、音楽が必要です。音楽と共に、砂絵を描き、物語を紡いでいくという、一つのエンターテインメントショーだからです。

ですが、今日は、耳が聴こえないという個性をお持ちの皆様が主なお客様です。

だから、あえて、音楽を一切使わない、「サイレント・サンドアート・ライブ」という、私達にとって新たな挑戦となる、エンターテイメントショーを行うことにいたしました。

このことをインターネットで告知したら、他のどのイベントよりも、たくさんの人が関心を持ってくれたんです。

私自身も、今年一番やりがいを感じています。

それと同時に、私達は少し不安でもあります。無音の中で、大勢の人たちに見られて、芸を披露することは勇気がいるんです。

観る側、観られる側という、心の壁、
耳が聴こえる者と、耳が聴こえない者という、心の壁、
私達はその壁をとりはらいたいと思っています。

どうか、一緒に、この新しい挑戦であるエンターテイメントショーを行ってください。共に、楽しみましょう。



こんな挨拶から、1つの物語(ステージ)を、はじめたいと思っています。