サンドアートとクレイアート 砂と粘土
クレイアニメも人形アニメも種類は異なるが粘土を使う。私はクレイアニメと人形アニメの両方を作っている。
サンドアートとクレイアート、砂と粘土という素朴なマテリアルというところで共通点がある。いずれもCGとは正反対のところにある。自分自身が何を好むのかが見えてくる。今の私の領域は、砂と粘土である。
去年から思ってるのだけど時代がライブ(生)を求めている。絵だったらライブペインティング。音楽ならCDじゃなくライブというように。
果たして、人形アニメーションにライブを持込むことはできるのか?そうしたことも模索中で、2月のアビエタージュさんでの「鏡を通り抜け、そこで少女が見たものは」では、撮影地をそのまま劇場とし、映像に出演する少女(清水友絵)と人形(清水真理先生制作)も登場するパフォーマンスと、映像の中で少女と人形が食べるクッキーを、観客も映像の中の食べるシーンの瞬間に一緒に食べるというインスタレーションを試みた。
国立近代美術館で開催された「連続と侵犯」で、高嶺格さんの「God Bless America」を体感した時の衝撃は忘れられない。クレイアニメにライブを持ち込んだ稀有なインスタレーションだった。人間よりも大きな2tの粘土のストップモーションは幻想と現実の狭間にいざなってくれた。
そして、私の次の人形アニメにライブを持ち込む実験は、6月に開催されるヴァニラ画廊さんでの清水真理先生の個展でのイベントとなる。私がメフィストフェレスに扮するファントグラム魔術ショーだ。スターウォーズのように立体フォログラムで清水真理先生の人形が会場を動き回る。映画が誕生する前の映像表現の始まりとして知られる19世紀の教会で観せたファンタスマゴリーや、幻灯師によるマジックランタンの21世紀版だ。メフィストフェレスによって召還される人形たち、人形はたしかにそこに存在するのだが、触れることは決してできない。まるで幻覚に陥ったような浮遊感、非実存感を楽しんでいただきたい。魔界へといざなおう。
こう考えると、サンドアートもまさにライブパフォーマンスであり、時代のニーズにマッチしている。それも人気の1つの理由だろう。
サンドアートの依頼は震災関連が多いという傾向がある。癒しや、原点を見つめなおす意味での素朴さが求められていて、日本人の今の心情に合っているのだろう。私自身、暗がりの中でアンビエントミュージックと共に砂に触っていると、とても癒される。そこにあと必要なのは、友と酒だけだ。

SILTの船本恵太による砂絵(サンドアート)
サンドアートとクレイアート、砂と粘土という素朴なマテリアルというところで共通点がある。いずれもCGとは正反対のところにある。自分自身が何を好むのかが見えてくる。今の私の領域は、砂と粘土である。
去年から思ってるのだけど時代がライブ(生)を求めている。絵だったらライブペインティング。音楽ならCDじゃなくライブというように。
果たして、人形アニメーションにライブを持込むことはできるのか?そうしたことも模索中で、2月のアビエタージュさんでの「鏡を通り抜け、そこで少女が見たものは」では、撮影地をそのまま劇場とし、映像に出演する少女(清水友絵)と人形(清水真理先生制作)も登場するパフォーマンスと、映像の中で少女と人形が食べるクッキーを、観客も映像の中の食べるシーンの瞬間に一緒に食べるというインスタレーションを試みた。
国立近代美術館で開催された「連続と侵犯」で、高嶺格さんの「God Bless America」を体感した時の衝撃は忘れられない。クレイアニメにライブを持ち込んだ稀有なインスタレーションだった。人間よりも大きな2tの粘土のストップモーションは幻想と現実の狭間にいざなってくれた。
そして、私の次の人形アニメにライブを持ち込む実験は、6月に開催されるヴァニラ画廊さんでの清水真理先生の個展でのイベントとなる。私がメフィストフェレスに扮するファントグラム魔術ショーだ。スターウォーズのように立体フォログラムで清水真理先生の人形が会場を動き回る。映画が誕生する前の映像表現の始まりとして知られる19世紀の教会で観せたファンタスマゴリーや、幻灯師によるマジックランタンの21世紀版だ。メフィストフェレスによって召還される人形たち、人形はたしかにそこに存在するのだが、触れることは決してできない。まるで幻覚に陥ったような浮遊感、非実存感を楽しんでいただきたい。魔界へといざなおう。
こう考えると、サンドアートもまさにライブパフォーマンスであり、時代のニーズにマッチしている。それも人気の1つの理由だろう。
サンドアートの依頼は震災関連が多いという傾向がある。癒しや、原点を見つめなおす意味での素朴さが求められていて、日本人の今の心情に合っているのだろう。私自身、暗がりの中でアンビエントミュージックと共に砂に触っていると、とても癒される。そこにあと必要なのは、友と酒だけだ。

SILTの船本恵太による砂絵(サンドアート)