「都市のイデア、アンゲロスの少女」について その1 | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

「都市のイデア、アンゲロスの少女」について その1

「都市のイデア、アンゲロスの少女」に使用した曲はバッハの「マタイ受難曲」です。
とりわけ「憐れみ給え我が神よ」はフルで使用しました。
キリストが処刑され復活するまでを描いた曲ですが、この映画の象徴的なアイテムが卵というのも復活祭を彷彿させます。

「憐れみ給え我が神よ」にこだわったのは、私が好きな映画監督タルコフスキーへのオマージュです。サクリファイスで使用された曲なんですね。

ポケットから卵を取り出すことや、卵が身体の上を転がって消えることや、卵をみんな持っていること、この3つのアイディアは伴田良輔氏からいただきました。おかげさまでイメージが膨らみ脚本を執筆することができ、大変感謝をしております!!

「都市のイデア、アンゲロスの少女」というタイトルについてお話いたします。
プラトン哲学の存在論を随所にちりばめ、各章の副題に用いております。
タイトルにある「イデア」もまさしくそうです。

アンゲロスというのは天使の語源であるギリシャ語です。
当初は「都市のイデア、アンゲロスの詩」というタイトルにしようか迷っていました。
私が好きな映画「ベルリン 天使の詩」へのオマージュです。

しかし、ラストシーンの主役の四蜜トモエさんがまるで天使のように美しかったので、「アンゲロスの詩」ではなく「アンゲロスの少女」に変更しました。

「都市」「少女」の2つの言葉をちりばめたいという気持ちも当初からありました。
なぜならば、お嬢様学校少女部の教頭先生はアーバンギャルドの松永天馬先生であり、校歌も作詞されております。お嬢様学校少女部の生徒には、アーバンギャルドのファンの子たちが多く、ファンの子たちのことをアーバンギャルと呼びます。「アーバン」の意味は「都市」、「ギャル」は「少女」、ということで尊重の念からこの2つの言葉を用いようと思い至った次第です。