韓国のプロの人形アニメーターがスタジオにやってきた! | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

韓国のプロの人形アニメーターがスタジオにやってきた!

$船本恵太の晴れときどき女装子気分

韓国のプロの人形アニメーターがスタジオにやってきたよ~!
アタシの隣の露出度が高いほうの人がそうです。
向こうのTVCMにも、アニメーターとして参加した経験があり、現在は韓国と中国で合同で制作中の人形アニメのお仕事をしています。

意外と知られてないことですが、TVシリーズの「どーもくん」とか、人形アニメの「キティちゃん」とか、人形アニメの「シルヴァニアファミリー」とか、韓国のスタジオが日本の作品の下請け制作していたります。

新作の「チェブラーシカ」は、監督や脚本は日本ですが、造形や撮影は韓国のスタジオが制作してますし。

日本のTVアニメが韓国や中国で作られていることは有名ですが、もうセルアニメだけじゃないんですよ。立体アニメもそういう時代に突入したんです。

「どーもくん」を下請け制作したスタジオが、「チェブラーシカ」を制作したそうです。ですが、その後そのスタジオは解体されたそうです。韓国ではCGアニメーションが盛んでクオリティも高いんですね。立体アニメーションは縮小化傾向にあって大変だそうです。

そしてそのスタジオは解体後、中国の映画村に渡り、愕然とするほど巨大で立派な施設(食堂まで歩いて10分と聞くだけで大きさがうかがい知れるでしょう)で、韓国と中国の合同でどうやら凄いものを作ってるらしいんですよ・・・中国の巨大資本と韓国の技術が協力しあうということになりますね。中国の投資家たちは、立体アニメーションに興味を持っているそうです。

日本のほうが遥かに人形アニメの歴史は長いですし、こちらの技術が韓国に渡っているところが多いのですが・・・これは危機感を抱くなというほうが無理でしょう。世界的に活躍する優秀なアーマチュアメーカーも韓国にはいます。「コープスブライド」と「ロボットチキン」のリハーサル撮影用人形のアーマチュアを手掛けており、「チェブラーシカ」のアーマチュアもその人が作ったそうです。

日本では教育機関が増えたことで裾野が広がったことと(韓国には立体アニメーションの教育機関はないそうです)、個人作家の活躍が増えています。しかし、スタジオの規模は不景気でむしろ縮小傾向のようですね。

なお、韓国のプロの人形アニメーターさんが、うちのスタジオにいらっしゃるのはこれで2人目になります。1人目の方は日本に飛び込み修行にやってきたような形で、白組や川本先生のアトリエなど各スタジオを訪問していました。「どーもくん」制作のために、日本最高峰の実力者である人形アニメーターの峰岸さんが韓国の人たちにレクチャーをしたことがあるのですが、彼もそのレクチャーを受けたそうです。MTVのスポット制作や、人形アニメ「キティちゃん」のキーアニメーターもつとめています。韓国のストップモーションコミュニティサイトのリーダーとしても有名です。(現在は別の方がリーダーとなっています。)今は、チェコに留学して学びながら、韓国政府から資金援助を受けて、チェコで自身の作品を制作中のようです。

今回いらした方は、うちのスタッフの友人です。そのスタッフは、韓国のストップモーションスタジオに1年間勤務経験があるんですね。その頃ともに仕事をした仲だそうです。さらには向こうのインディペンデントアニメーション映画祭事務局にも勤めています。そうした関係でよく、韓国のアニメーション作家さんをうちのスタジオに連れてきます。あ、いや、ドイツの有名作家を連れてきたりもするんで、インターナショナルですね。彼女はモントリオール(NFBに飛び込んでホードマンに会ったりしています)にも1年住んでたし。韓国語も英語も話せちゃう優秀な子で、うちではアニメーターとコンポジッターとアシスタントプロデューサーをしてもらっています。