原宿に生まれるということ。生い立ちについて。 | サンドアート集団SILT船本恵太のアメブロ

原宿に生まれるということ。生い立ちについて。

皆さまこんばんは~^^
TBS「おもろゲ動画SHOW」でお馴染みの人形アニメーション監督兼女装家の船本恵太です。

某雑誌の依頼で、思い出の一曲の記事を書きました。

ヤプーズ(戸川純)の「バーバラセクサロイド」です。
中学生時代の思い出の曲です^^
技術室での授業中、ペーター佐藤さんの息子さんとウォークマンでイヤホンを方耳づつにつけて、こっそりと聴いたんです。
小学生の頃、彼のお家(つまりペーター佐藤のアトリエですね)に遊びにいって、「エンゼルハート」と「シャイニング」のLDをステレオサラウンドシステムで観せてもらったときの衝撃も忘れられません。学校で「トパーズ」とか読んでる小学生でしたからね彼は^^;
これは、同じ千駄ヶ谷小学校時代の友人に聞いた話ですが、「メトロポリス」の物まねが得意で面白いんだって言ってました。フリッツ・ラングの「メトロポリス」の1シーンを物まねして再現する小学生がいるだなんて・・・しかもそれを観て理解して笑える小学生ってさあ^^;
その友人もまた高名なグラフィックデザイナーさんの息子さんだったりするのですが・・・
こうした友人らに囲まれて、今の私が形成されています。

同級生には他にも長塚京三さんの娘さんと、吉田拓郎さんと六文銭の四角佳子さんの娘さんもおりました。そういう私も音のメルヘン屋の三木宏の息子でして、六文銭ともよく仕事をしていた関係で、四角佳子さんの娘さんとは渋谷保育園の頃から一緒で、幼い頃家族ぐるみで遊んでおりました。

千駄ヶ谷小学校の1つ下の学年には山本寛斎さんの娘さんの山本未來さん、2つ下の学年には長塚京三さんの息子さんの長塚圭史さん、スタイリストの高橋靖子さんのお子さんも2つ下かな?渋谷保育園でも一緒でした。4つ下の学年に橋幸夫さんの息子さんの橋龍吾さん、1つ上の学年には井上靖雄さんがいて我が家にもよく遊びにいらしていまして、やはり私は影響を受けております。

外苑中学校では、井上靖雄さん、四角佳子さんの娘さん、ペーター佐藤さんの息子さんの他に、加藤登紀子さんの娘さんのYaeさんも2つ下の学年にいらっしゃいました。

加藤登紀子さんや山本寛斎さんが運動会にきたり、高橋靖子さんや四角佳子さんが迎えにきたり、長塚京三さんが学芸会にいらしたり・・・今、考えるとすごい環境でした。これが原宿に生まれるということです。両親に感謝せねばなりません。

外苑中学校の出身者には、四谷シモン先生、日野皓正さん、戸川京子さんがいらっしゃいます。現在は原宿中学校と合併し原宿外苑中学校となっていますが、原宿中学校は塚本晋也監督の出身校です。監督とラジオで対談をしたときに、子どもの頃はキディランドや東京都児童会館で遊んでいたと聞いて歓喜しました。まさに私も同じところで遊んでいたからです。旅行から帰ってきて、新宿の高層ビル群をみて郷愁を感じるという話をしたところ、共感してくださいました^^

人形アニメーションの最大御所である川本喜八郎先生は千駄ヶ谷でお生まれになり、千駄ヶ谷第三尋常小学校(現在の鳩森小学校です)をご卒業されております。私の人形アニメーションのスタジオとお教室は、川本喜八郎先生のアトリエと、球体関節人形の最大御所である四谷シモン先生のお教室と同じ千駄ヶ谷にあります。私は日々、川本先生のアトリエの前でご冥福をお祈りしています。ご存命の頃は近所でお見かけしても、恐れ多くて声をかけることができませんでした。昨年の川本喜八郎先生を偲ぶ会に出席したときにも、行きがけにシモン先生に遭遇をいたしましたが、ただただお辞儀をするばかりでした。

そうそう、川本喜八郎先生を偲ぶ会において、川本先生の高校生時代のご友人との写真の中に、なんと川本先生が女装をされている写真がございまして、大変驚きました。金髪のロングヘアーのウィッグをかぶり三つ編みにされていました。とても可愛らしかったです。それと同時に、とても親近感をおぼえました。すごく嬉しかったです。シモン先生も、昔は状況劇場の舞台で女形をやられていらっしゃったですしね。お二人と比べるなんておこがましい話ですが、心からお二人のことを尊敬しております。

それと、当時同じ環境で育ちご活躍されている皆さまとの出会いや再会があったらこんなにステキなことはないなと思っています。そんな想いと願いと敬意をこめて、この記事を執筆した次第です^^

私は今もずっと千駄ヶ谷に住んでおります。(神宮前で生まれ、3歳からはその隣町の千駄ヶ谷です。)文化堂もなくなり当時とは随分と様変わりしましたが、人と思い出はいつまでも変わりません^^ 故郷と呼べる場所がない存在の希薄さや浮遊感。新宿の高層ビルへのノスタルジー。ソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」の主人公の気持ちに共感してしまうんですよ。ここで生まれ育ったはずなのにね。