リカバリー(8) | The passenger of life

The passenger of life

人生という小さな小舟に乗りこんだたった一人の乗客。行き先を決めて進むのは自分。僕は人生をどこに向かわせるのか。流れにまかせるのか必死に舵をきるのか。さあ、どうなる?自分。

依存症の集会に参加することをやめて、違う方法で再生することを決めた。

その方法は一番最初に戻ることだった。



一人で立ち直るということでした。



こう書くと、いかにも僕が強靭な精神力を持っていて、人に話せるくらいの復活を遂げたかのように聴こえるかもしれませんが、そういうわけではありません。

むしろ逆です。



なにをしてもその行動が不安を引き連れてくる。

集会にしても、参加することで新たな不安が襲ってきた。

自分を立ち直らせようとして、不安が生まれてくるくらいなら、すべての責任が自分に降りかかるようにしようと思った。



外からの力によって何か自分に変化が起こるのが怖かったんです。

良い変化ならいいけど、悪い変化が起きたときに、それが許せないというかストレスで仕方なかった。

自分が原因なら反省で済むけど、外からの原因の場合はダメージがでかすぎた。

どうしようもない自分がいて、その自分がその人を恨んだりするんだ・・・。

それがたまらなくイヤだった。



真に強い精神力を持っている人なら、どこでどんなことが起きても、責任の所在を他人に押し付けたりしない。

僕は、自分が強い人がすることと同じことをしていたら、小さくてかっこ悪い人になってしまうのがわかっていた。



そういうちっちゃいことを計算していたんです。



でもね、そんなことを考えていたら、立ち直れないということもわかっていたんだ。

だからある決意をしたんです。



そうなってしまおう。

僕が思い描く人になってしまえばいい。




自分の行動に責任を持てるような生き方をしよう。

それには誰かに判断を委ねるようなことはあってはいけない。

すべての行動の結果が、自分の手で結末をむかえられるようにしよう。



そんな風に、そのときはまだ漠然とでしたが、強く決意しました。