ミン・ヒジンさんは、本日の会見で
一審で司法判断が示された
255億ウォンを放棄し、
その代わりに NewJeans への訴訟も含めた
全ての法的手続きの停止を提案しました。
一度は判断が示されたものの、HYBE が
控訴し、係争が続く局面にある。
先日カトクの内容が記事として流出し、
その流れを受けて行われる会見としては
予想を超えた内容でした。
私は前記事で、裁判は感情ではなく
法的主張の場だと書きました。
誰かの本音や好悪を読み取ることよりも
構造と主張を見るべきだと思います。
今回の決断は、勝敗ではなく
「方向性」を示すものかと思います。
争いを継続し、法的に徹底的に
詰める道もある。しかし示されたのは、
グループの未来を優先するという
別の選択肢だった。
255億ウォンという金額は小さくない。
それを放棄するという判断は、
感情的な身振りではなく、
どこに重心を置くかという
いちアート・ディレクターの
意思表示だと思います。
育ててきた存在が分断されたままでなく
再生の可能性を探った
1つの道筋だったのではないかと思います。
戦略と受け取る声があるのは当然でしょう。
自身側に一定の有利さを含む
提案でもあります。
しかし、
泥試合、水掛け論が繰り返される今の予想と
違う結果がもたらせるのであれば
戦略でも良いじゃないかとも思います。
破壊をすすめる裁判の道と
再生を目指す今回の提案。
ヒジンさん側だけでなく、
ハイブにとって大金以上の意味を
帯びるかも知れません。
アーティストを置き去りにしたまま
その所属会社と子会社の元代表が
いつまでも法廷で争う不毛さに、
ハイブは応答を求められる形ですが、
体裁や面子を超えて
差し出された手を
握り返すことができるのか。
世論を慎重に正確に受け止められるのか。
K-Popという巨大産業を背負う企業としての
姿勢が問われる局面になると思う。
しかしメリットよりデメリットが
勝ると判断されれば
この戦いはまだ続くのでしょう。
感情のままに書けば、
私はここからの終結を望みます。
対立の固定化ではなく、
未来を見ようとする動きが示された。
若い芽が摘まれ、大人の思惑に
翻弄されたまま、朽ちてしまうのは
あまりにも惜しい。