そのDHAとEPAについて解説します。
DHAやEPAは魚にたくさん含まれているけれど、
現在の日本人の食生活は魚離れが深刻で、
それによって日本人にはDHA、EPA不足していると言われています。
厚生労働省の統計から、
日本人の1日1人当たりの魚介類の摂取量はここ20年間で約2/3に落ち込んでいて、
魚介類の摂取量は減少傾向にあります。
つまり、日本人は現在、深刻な魚食不足であると言えるのです。
バランスの良い食生活は受験生をはじめ、
わたしたちの健康を維持していくために大変重要、
私たち日本人の健康を昔からずっと支えてきた魚の持つ健康パワーについて、
ちょっと考えてみませんか。
DHAやEPAで頭がよくなるって話は本当?
DHA(ドコサヘキサエン酸)まだ今ほど注目されてないころ(多分、25年位前)、
テレビでラサール石井さんが鹿児島県のある離島(名前は忘れました)を訪れてDHAについて紹介していました。
貧しかったのにその島の出身者にはなぜか高学力の人たちが多くいて、一流大学に進んで出世した人たちが少なくなかったそうです。
科学的な根拠についてはよく知りませんが、
ラサール石井さんはその理由について、
島の住む人たちがDHA(ドコサヘキサエン酸)をたくさん食べていたからだと、
レポートしていました。
当時、その島の主要産業は漁業しかなく、
島の人たちは出荷できなかった魚を食料にしていて、
貧しかったため魚の頭まで食べていました。
実は魚の頭、
特に眼球の裏側にはDHA(ドコサヘキサエン酸)がたっぷりと含まれていて、
その島に住む人たちは自然とDHA(ドコサヘキサエン酸)を大量摂取していたことになります。
DHA・EPAとは?
DHA、EPAは必須脂肪酸の一種です。
脂肪酸には、
体内で合成できる脂肪酸と合成できない脂肪酸があり、
体内で合成できない脂肪酸を必須脂肪酸と呼んでいます。
DHAもEPAもともに体内で合成できない必須脂肪酸なので、
食べ物から摂取しなければなりません。
DHAはドコサヘキサエン酸と言い、
魚の油に含まれる物質で、
食べると直接人間の脳の中に栄養素として取り込まれて作用する数少ない栄養成分です。
また、EPAはエイコサペンタエン酸と言って、
EPA(エイコサペンタエン酸)もまた魚の油に含まれる物質で、
DHAと同様に魚の眼球の裏側の油のかたまりの中にたっぷりと入っています。
これらの必須脂肪酸が体の中に不足すると、
血液中のコレステロールが増加して高脂血症、高コレステロール血症、動脈硬化症、さらには鱗状の皮膚炎,脱毛,血小板減少などが引き起こされる、と言われています。
また、近年増加していて深刻な社会問題にもなっている病気に、
アルツハイマーなどの「認知症」がありますが、
魚を食べない人は5倍の確率でそうでない人よりもアルツハイマー性認知症になりやすいという調査結果もあるのです。
DHA・EPAの摂(と)り方
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、
青魚と呼ばれているアジ、サバ、イワシ、サンマなど背の青い魚に多く含まれていますが、
日本人の1日1人当たりの魚介類の摂取量はここ20年間で約2/3に落ち込んでいて魚離れが深刻と言われています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)もEPA(エイコサペンタエン酸)もオメガ3脂肪酸といわれる物質で、
青魚以外にアマニ油やエゴマなどにもDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。
ところが、このオメガ3脂肪酸は非常に酸化しやすい性質があり、酸化すると破壊してしまいます。
青魚は煮たり焼いたりして調理することで、
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が約20%も減少するとされています。
そのため、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を摂るには生で食べる方が良いのですが、
最も効果的なのはサバ缶など青魚の缶詰です。
なぜなら、酸化という現象は酸素と結びつくことで発生するので、
酸素自体が存在しない真空状態で加熱して製造する魚の缶詰は酸化することがないのです。
DHA・EPAサプリメント選びのポイント
DHA・EPAを食べ物でなく、
手っ取り早くサプリメントで補いたい、という方も多いと思います。
実は私もDHA・EPAサプリメントを愛用しています。
水煮や味噌煮のサバ缶も大好きですが・・・・・。
そこで、DHA・EPAサプリメントの選び方についてのポイントを説明します。
1. DHA・EPAの配合量の多いものを選びましょう。
あえて表示されているものの中から、
配合量の多いものを選ぶようにしてください。
2.吸収率の良い「リン脂質型」がベターです。
DHAには「中性脂肪型」と「リン脂質型」とがあるのですが、
よりカラダに吸収されやすいのは、
「リン脂質型」の方です。
3.抗酸化力も高いものを選びましょう
DHA・EPAは酸化しやすいという欠点があるので、
ビタミンE(トコフェロール)などの抗酸化成分が
一緒に含まれているものの方が摂取する上で、
より効果的です。
まとめ
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が
どんなに私たち人間にとって有益な栄養素であるかと考えると、
魚離れがもったいないと感じませんか。
受験生の皆さんはもちろんのこと、
私たち日本人はせっかく周囲が海に囲まれた日本にいるのですから、
もっと魚を食べてDHA・EPAをいっぱい摂(と)りましょう。