タンパク質・アミノ酸はわたしたちの健康にとってとても重要な栄養素なのですが、

もし不足すると、私たちの身体の機能や思考力にどういう影響があるのでしょうか?

 

健康状態に大変気を使わなければならない多くのスポーツ選手・アスリートにはタンパク質・アミノ酸の摂取は必要不可欠なイメージがありますが、

今回は受験生をはじめ日頃の健康を気にするすべての人にとってもタンパク質・アミノ酸を摂ることを軽んじることはできない、というお話です。

 

 

 

タンパク質とアミノ酸

 

私たち人間の身体のうち約20%がタンパク質でできています。

 

そして、私たち人間の身体を構成するタンパク質は、

約10万種類もあると言われているのです。

 

人間の身体といっても、

筋肉や臓器、骨や関節だけではなく、

皮膚や毛髪、血液、ホルモンなど身体の中のほとんどの器官は、

タンパク質なしには成り立たちません。

 

そしてこのタンパク質は、

アミノ酸が結合して成り立っているのです。

 

私たち人間の身体をつくっているタンパク質は、

なんと10万種類もあるのですが、

実はその10万種類のタンパク質は、

わずか20種類のアミノ酸だけで構成されているのです。

 

言い換えれば、アミノ酸がタンパク質を構成し、

アミノ酸で構成されたタンパク質が、

私たち人間の身体をつくっている、

ということになります。

 

 

 

タンパク質のはたらき

 

タンパク質と言えば、

プロテインという名の付くサプリメントでも知られていますが、

プロテイン【protein】とは、

日本語の「タンパク質」を英語訳した言葉です。

 

タンパク質(プロテイン)は私たち人間の身体をただ構成しているだけではありません。

 

約10万種類のタンパク質は、

それぞれ異なる役割を持っています。

 

そしてほとんどすべての生命現象に関して、

その生命活動はタンパク質が中心的な役割を担っているのです。

 

例えば、思考や感情の動きなど複雑そうな生命現象までも、

実際には身体の中にある物質同士が互いに影響を及ぼしあう相互作用のはたらきによるもので、

その中心はタンパク質、ということなのです。

 

それだけ重要な役割を担うタンパク質、

そしてそのタンパク質を構成するアミノ酸がもしも体内で不足すると、

いろいろな変化が体に起きる可能性が出てきそうですね。

 

タンパク質不足・アミノ酸不足が招く体の変化のなかでも特に身近に起こり得るのは、

「筋肉量の減少」、「肌や髪のトラブル」、「集中力・思考力・睡眠の質の低下」、「病気への抵抗力の低下」などです。

 

 

 

集中力・思考力・睡眠の質の低下

 

脳の中で情報の運搬の役目を担っている物質、

たとえばやる気を起こしてくれるドーパミンや気持ちを落ち着かせてくれるセロトニンなどは、

アミノ酸からできています。

 

アミノ酸が不足すると集中力がなくなって、

いつのまにかホルモンや神経伝達物質の働きも悪くなってボーっとしていたり、

ストレスを感じやすくなったりします。

 

また、睡眠時間をたっぷりとったつもりが、

「あまりぐっすりと寝た気がしない」、

「疲れがとれていない」

などと感じるようなときもアミノ酸不足の可能性があります。

 

 

 

病気への抵抗力の低下

 

私は今でこそ、あまり風邪をひかず、

ひいても割と早く治る方です。

 

けれども以前は野菜と穀物中心の生活で、

特に炭水化物でお腹を満たしているようなことが多く、

たんぱく質やアミノ酸は二の次といった感じで、

不足していたように思います。

 

そして、そのころの自分は冬になると風邪をこじらせ、

激しい咳が止まらず37度台の微熱が2~3か月間ずっと、

春過ぎまで続くといった状態を毎年毎年繰り返し、

その当時は辛い毎日を送っていました。

 

医療機関を受診して薬を処方してもらうと、

一時的には良くなっても薬がなくなるとまた元通りに悪化してしまいます。

 

深くて激しい咳き込みが長く続くとこのまま肺が壊れてしまうのではないか、

と思うくらい咳がひどく、

気管支炎との診断を受けたこともあります。

 

たんぱく質やアミノ酸は体の機能を調節する役割を担っているため、

不足すると免疫機能が低下し病気への抵抗力が弱くなってしまうのです。

 

それからわたしは、アミノ酸サプリメントが手放せなくなり、

今もずっとお世話になっています。

 

あくまでこれはわたし個人の感想ですが、

アミノ酸サプリメント摂取のビフォーアフターは、

わたしの身体にとってたいへん大きい変化がありました。

もちろん、自分の身体や健康にとっては都合良い変化です。

 

 

 

筋肉量の減少

 

タンパク質・アミノ酸が不足するような偏った食生活をしていると、

生きていくために体が必要とするエネルギーを食物から生産することが難しくなります。

 

そうなると結局、

体は自分の筋肉を分解することで必要なエネルギーを生産する以外になくなるのです。

 

このようにして筋肉が分解されて筋肉量が低下するとどうなるでしょうか?

 

筋肉量が減った分、

体内の脂肪を燃焼させることができなくなり、

それによって太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。

また、高齢期になると筋肉は減少していき転倒や骨折のリスクにつながっていきます。

 

 

 

肌や髪のトラブル

 

肌のハリやツヤ、弾力を維持しているのは、

タンパク質から構成されているコラーゲンです。

 

体内のタンパク質が不足すると、

そのぶん肌の弾力を生み出すコラーゲンが構成されなくなります。

 

また、髪の毛はその大部分がケラチンというタンパク質で構成されています。

 

たんぱく質不足はケラチン不足につながり、

枝毛・切れ毛・薄毛を招く原因になる可能性もあるので、

気を付けたいところです。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

タンパク質、そしてそれを構成するアミノ酸がいかに私たちの体にとって不可欠なものであり、

また日々の健康にとっても大切なものあることを考えると、

もしかすると炭水化物中心、あるいは低たんぱく質メニューの食事になっていらっしゃる方は、

食生活等を見直す必要があるかもしれませんね。