これまで
「92歳、認知症の祖母と母との関係を振り返り孫の視点から見えたこと」②
祖母に対して母への想い。
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歩けなくてもいい。
呆けていてもいい。
ただ生きてさえいてくれればいい。
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※回避したい出来事※
死んだら私が独りぼっちになって寂しい思いをするのがイヤ。
となっていたので退院して3日ぐらいで
また再入院になったと連絡がありました。
面会に行った際、
祖母は昼食が始まるところだったので
配膳された食事を見たところ、ミキサー食。
子どもの離乳食と同じですね。
母は入院前は空に飛行機が飛んでいるよと声掛けすると
祖母は「どらどら、よう飛んどるもんじゃな~」
と反応があったとの事。
今はそのように声かけしても無反応との事。
これも離乳食と同じで
1、2歳の子どもに
「○○ちゃんヒコーキ飛んでるね~」
と親が声かけすると
子どもが空を指しながら
「ママ、ヒコーキ!」と二語文で反応しますが
その1、2歳レベルの反応を祖母にして
欲しいと望んでいるんですね。
親の立場と子どもの立場が完全に逆転していますよね。
祖母は食事を受け付けない為、点滴をしているとの事。
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完全に生きる目的を無くしているので
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元気な時の行動を思い出し
熊本と鹿児島に住んでいる
祖母の妹に暑中見舞いを出そうか。とか
教師時代お世話になった校長先生に
お中元を用意しにデパートに行こうとか
お盆が近いから熊本に祖父や
息子の墓参りに行かないといけないから
もっと体力つけようかとか、
おやつに「あく巻き」や「スイカ」を食べようかとか
孫がくるからお小遣いやらないととか
祖母の価値観を大切にした声掛けを試して欲しいと
母に伝えましたが
母の中にある
「諦め感」がそれをさせないんですね。
諦めブロック恐るべしですね。
そして赤ちゃん時代の恨みを果たす為に
復讐してるんですね。
それも無意識に・・・。
さらに医師より
「好きなものを食べさせてあげてください。」と言われ
「食事はあまり召し上がらないようですがもう高齢ですし、
胃ろうをしたりはしませんので、
今後は老衰で天寿を全うして頂きましょう」
と回答があったとのこと。
諦め感が強い上に権威性のある医師に対しては
無意識に「完全受身」な胎児モード
になっていてややこしい。
胎児モードとは思考停止状態。
自分では主体的に思考できない状態です。
祖母の中に鬱積している
「感じたくない苦しい悲しみ」の掃除に
私は取組みたいと思います。
これを通じて認知症は世話する人の意識が
本当に重要だなと痛感しました。
あなたは認知症の親に本当は
どう生きていて欲しいですか?
認知症になる人も
認知症の人の世話をする人も
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諦め
無力感
他者基準で自分を放棄し受身で生きてきた人生
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が背景にあり「このままがいい」と
変わろうとしない頑固さ、
与えられるまま、完全受身でラクがいい
「胎児心」が潜在意識で共鳴し合って
います。
あなたは認知症の親に対して
どんな感情が出てきますか?
このように自分の「愛」のレベルは家族をはじめとした
身近な周囲の人間関係を見ればまるわかりなのです。
あなたの周りにはどの「愛」のレベルの人が一番多そうですか?
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