STOP日の丸条例・尼崎市民緊急行動

STOP日の丸条例・尼崎市民緊急行動

 兵庫県尼崎市で突然議会に提案された「日の丸条例(国旗の掲揚に関する条例)」を否決させるためのブログです。情報共有、行動確認で使いましょう。
 短期的な活動ですが、力を合わせて「日の丸条例」を否決させましょう。

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本日、6/26(火)の尼崎市議会にて、日の丸条例は公明党提案の修正案が可決してしまいました。結果的には、原案を提案した新政会が修正案に賛成、新風グリークラブの北村・明見・和田・森村と公明党の賛成でした。

市議会の傍聴席は一杯になり、この問題に対する市民の関心の高さがうかがわれました。傍聴席の大半は条例案に反対の市民が占め、少数ですが、賛成派の方もいました。


今回のように委員会で否決された修正案を、本会議に再提案することは35年ぶりであるとのことです。そこまでして、公明党は日の丸を掲げることに必要性を感じていたのでしょうか?

条例案の中ではこの条例の目的として「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する」とあります。しかし、議会棟の前で騒いでいた条例賛成派の若者たちは、

「日の丸が嫌いやったら日本から出ていけ!無人島に行け!」

「お前らチョンコか?」

「ハゲ!髪の毛抜くぞ!」

「ジジー早よ死ね」

「おまえ、日本人か!それでも、日本人か?」

などなど、下品な罵倒を繰り返していました。残念ながら、今回の日の丸条例の可決が、彼らのような若者を生んでいく土壌となってしまうのでしょう。この数か月の運動の中で、彼らが最初で最後の条例賛成派の人たちでした。


賛成した議員の皆さんは、そういった認識をお持ちでしょうか?今の日本では、日の丸を愛することと、他国を尊重することが同居してはいないようです。議員の方の仕事とは、彼ら彼女らのように、閉塞した日本社会の中で不満のぶつけどころを見誤ってしまった若者に、希望を与えることではないでしょうか?


日の丸をわざわざ条例で掲揚させ、次には君が代を歌わせ、その次には何が起こるのでしょう?


最後に、本日の市役所前で配布したチラシの内容を掲載しておきます。




STOP日の丸条例・尼崎市民緊急行動

非常に残念なお知らせです。

委員会で否決となった日の丸条例の修正案を、公明党が再度、本会議へ提案することとなりました。委員会と同様、新政会も同調するでしょう。他会派がすべて反対すれば、修正案は否決です。

ぜひ、他会派の方で賛成しそうな方に、働きかけてください。


以下、神戸新聞の記事です。


「日の丸条例」可決か 修正案本会議提出へ 尼崎市会 

 同条例案は2月、最大会派「新政会」(11人)が議員提案したが、委員会で継続審議となった。6月15日に公明党が対象施設から学校を除くなどした修正案を提出。同18日の総務消防委員会で、原案、修正案ともに賛成少数で否決された。

 公明市議団で議論したところ、「委員会の議員が会派の意見を代表しているわけではない」「賛成者を合わせると可決できる可能性が高い」との声が上がり、本会議での再提案を決めたという。

 市会会議規則では、議決された案件を同一会期中に再び提出することができないと定めているが、市会事務局は「委員会と本会議は審議の段階が異なる」として認める方針。

 市会関係者によると、原案を提出した新政会や他会派も、公明の修正案に賛成する見通し。(霍見真一郎)

総務消防委員会で条例案が否決された勢いで、尼崎市議会前で記念撮影。

浮かれていてはいけませんが、小さな勝利でもうれしいものです。




STOP日の丸条例・尼崎市民緊急行動


今週が勝負です。できることをできるだけ頑張りましょう。

6/18(月)の総務消防委員会で、修正案も原案も否決となりました。

お昼の13:00から始まった総務消防委員会は、今回も多数の傍聴者が駆けつけました。


委員会室では、委員長の丸岡議員がにこやかに入室し、その後、委員の議員の方が順番に入室しました。総じて新政会・公明党の議員の方は笑顔で入室し、その他の議員の方は表情が硬かったように感じました。「もしかして、修正案への合意でまとまったのでは?」そんな危惧を抱かせる雰囲気でした。


委員会が始まると、若干の質問や意見交換があったのちに、すぐに採決が提案されました。修正案→原案の順で採決され、結果的にはどちらも否決となりました。修正案には、新政会・公明党の議員が賛成し原案には新政会だけの賛成でした。そして、日の丸条例に反対する陳情8件は、すべて採択されたと発表されました。


委員会室は大きな歓声と拍手が沸き起こって・・・もよかったのですが、すこしでも騒ぐとすぐに市の職員にストップをかけられてしまいます。代わりに、議会棟の前で喜びの記念撮影を行いました。写真は届き次第アップしますね。


さて、今後の展開です。

委員会で修正案が否決されましたので、本来ならば本会議で原案のみ採決がはかられます。しかし、委員会で否決された修正案を、公明党がもう一度本会議に提案することが法律上可能ということです。これは本当に恐ろしいことですが、もし修正案が本会議に提案されますと、本会議で十分な論議時間がとられないまま、数の力で修正案が可決してしまいそうです。この可能性を議会事務局に聞きに行きましたが、「本来の民主主義のルールとしてはあり得ないことだが、法律上は可能です。私の知る限りでそのような事例はありませんが・・・」とのことでした。

残念ながら修正案が提案されますと、新政会+公明党の票に後2票で可決となってしまいます。


ということで、今後、否決に持っていくためには、以下の二点が考えられます。

①公明党が修正案を本会議に提案しないように、働きかける。

②修正案が提案された場合、他の議員(特に民主党系)に賛成しないように働きかける。


上記の二点が今後の重要な対策になると考えられます。

まずは、公明党の方へ修正案の本会議提案を思いとどまってもらうことが必要です。委員会で一度、否決された修正案を本会議へ再提案するのはやりすぎです。また、結局本会議への提案となりますと、委員会での議論があまり意味をもたくなってしまいます。さらに、これまで築き上げてきた民主主義のルールを否定してしまうことにならないでしょうか?


6/26(火)の本会議ですべてが決定します。修正案が提出されるかどうかは、遅くとも6/25(月)の議会運営委員会で明らかになります。それまでが勝負です。

最後まで声を上げ続けましょう。


6月17日(日)は、以前から予定していた街頭宣伝の日です。この日は、福井で反原発の集会があったり、障害者団体の集会があったりと、他のイベントも重なり参加者数が不安でしたが、たくさんの方が参加してくださいました。


驚いたことは、チラシの受け取りが格段に良くなっていることです。2月の条例提案時にも街頭宣伝を行いましたが、その時はチラシを突っ返してくる人や、少数ですが暴言・暴力をふるう人が出ていました。チラシを受け取ってくれる方も少なかったのですが、今回は、チラシの受け取り自体もよいですし、関心を持ってチラシをわざわざもらいに来られる方もいらっしゃいました。地道な運動の成果がやっと出てきたといえます。


また、参加者の皆さんも参加意識が高く、全員でマイクを回してご自身の思う条例反対の気持ちを述べていただくことができました。



STOP日の丸条例・尼崎市民緊急行動


さて本日(6/18・月)の13:00から総務消防委員会です。この委員会で各会派・議員の方の立場が鮮明になります。6/26の本会議まで予断を許しませんが、まずは今日の委員会で修正案も原案も否決されるように頑張っていきましょう。