ほんっとに今年の暑さはひどい
熱中症で倒れる方が例年に比べても非常に多く、
「こまめに水分補給をしましょう」という言葉はTVでも毎日のように聞きます。
小さいお子さんやお年寄りの方、スポーツに励んでいる運動部員、炎天下の中営業周りをしているサラリーマン
炎天下の中営業周りを。。。
営業周りを。。。
営業。。。
あぁ。。。お盆休みが終わる
話を戻しますが
熱中症対策のため水を飲んでいる方も多いと思いますが
水ばかり飲んでしまうと「低ナトリウム血症」という恐ろしい症状を起こしてしまいます。
低ナトリウム血症とは、、
血液中に含まれるナトリウム濃度が低下して発症する疾患です。
汗腺①~エクリン線~、汗の種類~良い汗・悪い汗~ にも書きましたが
汗などで失われる水分には、ナトリウムを含む電解質が含まれています。
そのため、水だけを飲み続けて汗を大量にかいていると、血液中のナトリウム量が極端に少なくなってしまいます。
普段からあまり運動して「良い汗」をかいていない方は特に注意です。
発汗する役割を担っている、汗腺は普段から使われていないと、休んでしまうので(あぁお盆休みが...しつこい)
ナトリウム分を再吸収する機能が衰えてしまうため、体内のナトリウム濃度が低下しやすくなってしまいます。
汗をかくのが嫌だからとクーラーの効いた部屋に閉じこもってばかりいると
いざ、外に出て、身体を動かすと
ベタベタした汗が出る
↓
ベタベタした汗は乾きにくいので体温調整がうまく行われない
↓
脳は体温を下げようと、汗をかくように指令を出す。
↓
汗が流れ落ちてしまい、体温調節に繋がらない「無効発汗」となる
↓
汗と共にナトリウム分がどんどん体外に
↓
脳は汗を下げようと。。。
↓
↓
熱中症、低ナトリウム血症になる
低ナトリウム血症の症状とは
一般的には血清Na濃度が120-130mEq/Lで軽度の疲労感がみられ、
120mEq/L以下では頭痛や嘔吐、食欲不振、精神症状が加わり、
110mEq/Lまで低下すると昏睡や痙攣等が起きてきます。
最悪の場合、死に至る場合も。。。
熱中症、低ナトリウム血症にならないためには
①水分補給をする際に「水」だけではなく、ミネラルを含む「経口補水液」や「塩飴」等を利用する。
・スポーツドリンクは糖分を多く含んでいるため、大量に摂取することはオススメできません。
・カフェインをふくまない「麦茶」や「ブレンド茶」がオススメです。
②流れ落ちるような汗はタオル等で早めに拭き取って、肌表面からの汗の蒸発を助ける。
⇒ゴシゴシ拭くと、肌を傷つけてしまうので、ポンポンと軽く叩くように拭きとりましょう
③良い汗をかくために普段から運動をして汗をかきましょう。
まだまだ酷暑が続きそうな予感のする今年の夏。
しっかりとした暑さ対策と、ナトリウム分を摂取することを意識した水分補給で
夏を乗り越えましょう!
↓こんな麦茶あるんですね↓運動部のお子さんを持つ方、水分補給に持たせてみてはいかがでしょうか
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