誰かが困っている時、
「何かあったら言ってね」
「いつでも頼ってね」
そんな言葉をかける人は多い。
でも、本当に助けが必要なとき、
言葉だけでは届かないことがあります。
私はセラピストを育成していますが、、、
技術を教えるだけではなく、
“触れる”という行為が持つ、
本当の意味を伝えたいと思っています。
施術の現場では、
「疲れた」とも「しんどい」
とも言わない人がいます。
でも、体は嘘をつけません。
筋肉のこわばり、呼吸の浅さ、
肌の温度や微細な反応。
そこには
言葉にならない感情が表れていることがあるのです。
セラピストは、ただ体をほぐす仕事ではなく、
触れることで、相手の心や体の状態に気づき、
「あなたは大切にされている」
「ここで安心していい」
そう伝えることができる、特別な存在。
私の教え子たちは、知識を覚え、技術を磨きながら、
「本当に人を楽にするとはどういうことか」
を学んでいます。
施術が上手い、結果を残すだけでは、
人を癒すことは決してできないからです。
相手の状態を感じ取り、
その人にとって本当に必要なものを届けることができたとき、
セラピストの手は、ただの施術の手ではなくなります。
優しさや思いやりは、押し付けるものではなく、
“相手が受け取れる形”でそっと差し出すもの。
「誰かが気づくだろう」ではなく、
自分が気づき、そっと寄り添える人へ。
その手が、必要な人にちゃんと届くように。
そして、その人がまた前を向いたとき
そっと背中を押せるように…
そんなセラピストになれるよう、
皆で成長していきたい。
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