自分が理想にしているイメージと
現実に起こっていることのギャップが大きい
という人は多いですよね。
その原因は
ネガティブなこころのクセが関わっています。
では、どうしてよくない“こころのクセ”は
出来てしまうのでしょう。
心理学では、“こころのクセ”は幼少時代における、
親の刷り込みの影響が大きいといわれています。
たとえば、子どもの頃に何かチャレンジしようとしたとき、
親から「それをやっても出来ないからやめておきなさい」
と言われたことはありませんか。
こういう人は、大人になっても
「どうせ私は何も出来ない人間なんだ」
というふうに、自分の能力を全面的に否定してしまうような
“潜在意識”が植えこまれてしまっています。
また、長女に多いケースですが、
「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」
といつも言われていていたとします。
そして、テストで頑張って100点をとっても、
親からはそれが当たり前のように受け流されていたとします。
このような人は、
「どうせ頑張ったって褒められない」
という意識が積もっていって、
大人になってからも無価値観を持ってしまいます。
でもよくよく考えてみてください。
前者の場合、
親は子どもに恥をかかせたくないという思いから
「それをやるのはやめておきなさい」
と言ったのかもしれません。
後者の例では、100点を取ってきたあなたを、
お父さんやお母さんは
「さすがにお姉ちゃんだな。エライな!」
と内心ではとても誇らしく思っているはずです。
このように、“こころのクセ”は、
だいたい子どもの頃の
「思い違い」が発端となっているのです。
でも、大人になってから、
「実はこういう理由だったんだな」とわかると、
半分以上救われた気持ちになるはずです。
この思い違いに気づくことが、
ネガティブをポジティブに変えるポイントとなります。
過去を振り返ったとき、
「そうかそうか、自分の思い違いだったんだ!」
と思い当たることがたくさんありませんか。
そのことを理解することができたら、
「よし、よし!」と子どものときの自分に話しかけるように、
自分のことを癒してあげてください。
そして、深層心理の中で
“こころのクセ”が作られた原因となっている
親などの誰かを許し、受容するようにするのです。
こうすることによって、
自分は被害者にならず、
悪者を作らなくて済むようになります。
何かあっても人のせいにすることはなくなり、
自己完結できる世界を作れるようになりますよ。
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8月のセッション枠も満席となりました。
ありがとうございます。