当たり前は当たり前じゃない

先だっての成人の日に

晴れ着姿の可愛いらしい女性達をみかけ

微笑ましく眺めておりました。

ちょうど彼女達の年頃
わたしは父を突然死で亡くしました。

昨日まで会話していた人が
突然帰らぬ人となり
あたり前だった日常が急変したことを
今でも鮮明に覚えています。

このことは、私にとって
『当たり前は当たり前じゃない』
ということを深思する出来事となりました。

わたし達はあたりまえにあることに対し
感謝することを
忘れてしまいがちの生き物です。

今回は、そんな大切な感情を忘れないよう
自分自身が深く心に留めたく思い
この文章を書いています。

あなたにとって
大切な人は誰ですか。

恐らく多くの人は
パートナや子供、親や兄弟と
身内を上げる方が多いことでしょう。

確かに、
ありのままの自分を理解してくれているのは
身内なのかもしれません。

ただ、人に嫌われることを恐れていると
他人にばかり気を使ってしまい
本当に大切な身内（親やパートナー、子供）
の愛情に鈍感になる場合があるのです。

確かに、外の世界で抑圧している感情を
身内に受け止めてもらいたいと願うのは
自然なことなのかもしれません。

でも、家族なんだからパートナーなんだから
受け止めてもらえる！受け止めるべき！
という思いが潜在的に働きすぎると
人を怠慢にさせるのですね。

そして、自分が期待した通りの反応を求め
期待通りに返してもらえないと
理解してもらえない、傷つけられたと感じて
怒りを増幅させていくものです。

でも、怠慢になれるということは
それだけ元々のベースを
自分はすでに持っていたのだと・・
それだけ恵まれていたのだということを
知るべきかもしれません。

お正月に帰省して
口うるさい親に辟易した人も
少ないないかもしれません。

パートナーだからこそ
いつもそこにいるのが
あたりまえに感じるかもしれません。

ついつい身内には
言葉が乱暴になったり、
感情を露わにしてしまうということも
あるかもしれませんね。

いつも口うるさい親がいる日常も
いつもそばにいるパートナーとの日々も

願わくば、あたりまえの日常が
永遠に続けばいいと誰しもが思います。

けれども、
当たり前は当たり前じゃないと感じる時は
必ずやってくるのです。

こんなとき、何よりも辛い感情は罪悪感です。

罪悪感から逃れることができずにいると
自分を否定し続け
幸せになることを潜在的に許せない
そんな状態を作り続けます。

自身の才能やパフォーマンスも
制限してしまい

幸せになることを
許せなくなるなんて・・・

なんて苦しい人生なのでしょう。

罪悪感は愛を知るために必要とも考えられ
この苦しい感情を持つからこそ
周りの価値がわかるようになったりもする
とも考えられたりしますが・・・

できるならば
日頃から「ありがたいなー」と
感じることが多ければ多いほど
幸福度の高い人生を
送ることができるのではないでしょうか。

『当たり前は当たり前じゃない』
一見すると忘れがちなこのことを
忘れないように胸に留めておくことで
人生を後悔なく進めていくことができるほか

感謝の感度が高まり
些細なことでも幸福を感じやすくなるのです。

そうしたことがその人の波動を高めて
やがては、幸運を呼び込むことにも
繋がってくるものです。

美味しいものを美味しいと感じられて
ありがたい。

家族や大切な人が健康でありがたい。

いつも気にかけてくれる人がいてありがたい。

よく考えれば
ありがたいと感じることは
私たちの日常に溢れています。

「そんなのあたりまえ」と思えば
それまでですが

改めて「ありがたかったんだ」と
感じてみることは
私たちの心を豊かにしてくれます。

あなたもぜひ
自分を取り巻くあたりまえの世界の中で
感謝を感じられることを

みつけてみて下さい。

あなたの人生がもっと幸せに
豊かにになっていきますように。