お盆休暇中の方も
おいでるかと思いますが。
現在は核家族化され
先祖を弔う形も多種多様な時代。
長引くコロナの影響もあり
なかなか里帰りできない方も
きっと多いことでしょう。
お墓参りをして
直接手を合わせる機会は
減ってしまっているかもしれません。
ただ、、、。
わたし達の親には親がいて、そのまた親がいて
先祖の、そのまた先祖の・・・と、
繰り返される歴史の中で、
わたし達は今、存在しています。
ですから、ご先祖供養は、とても大切なこと。
日頃、当たり前のことすぎて
意識しなければ見落としがちになるけれど
わたし達が、この世に存在しているということは、
途方もない時間の流れの繰り返しがあり、
今ここに存在しているのです。
これは、奇跡そのものといってよいでしょう。
そして、繰り返される歴史の中で、
同じ時代、同じ時を共に過ごすことのできる
人との出逢いは、前世からのご縁によって
与えられたもの。
これもまた、奇跡なのでしょう。
場所や形式にとらわれず、
この奇跡に心から感謝して
手を合わせることが大事なのです。
日本には「思いを馳せる」という
美しい言葉があります。
「離れている物に対し心を寄せる」
という意味です。
もちろん、思いを形にすることはできませんが
「相手を思いやる」その気持ちは、
必ず伝わります。
人間は経験することによって
人格が形成されます。
過去の経験を元に、
自分の考えというものができあがり
人の思いも、
考えることができるようになるのです。
ですから、その経験をするということを
与えてくださったご先祖さまに対して
「思いを馳せる」ということは、
とても尊いことのような気がしてなりません。
いなくなってしまった存在を近くに感じてみたり
今ある日常に、感謝の思いをよせてみたり
「今はもう無い存在」と捉えるのではなく
見えない部分にも、思いを馳せること。
これは、お墓参りができなくても
できることなのではないでしょうか。
生命を与えてくださった先祖に感謝することで
ご先祖もあなたを愛おしく感じ、
守ってくれることでしょう。
人は誰でも、この世に生まれてきた時点で
先祖に守られているものです。
コロナの影響もあって
人とリアルに繋がる時間が少なくなった
今だからこそ！
「思いを馳せる」という意識を
大切にしてみてはいかがでしょうか。
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