昨日の交渉は予想外の決着だった。
夜半の開始早々に金銭解決を提示し初回の交渉時と一転し平身低頭の構えを見せたが最後まで正式謝罪は無かった。
今回でケリつける覚悟で交渉に臨んだ。軽く酒も喰らい隙あれば怒声を浴びせ追い込む手筈もカッチリ仕込み予定通り中盤から先方は黙り込み更に声を荒げた。
昔から第一印象は穏かに見られる事が多いがキレた時の豹変ぶりを知ると態度が変わる。初回交渉時との落差に面喰っていた。相手方担当者や弁護士の顔を見据え結構楽しめた。
最初に咬み付いた時は身の程知らずと完全に舐めていた。公的機関から追及が入りそれが俺の人脈で手が及んだ事に気付いた途端に態度を翻し早期の金銭解決で一気に鎮静化に動いた。正直これ程アッサリ引き下がる腰抜け企業と思わなかった。
個人会社の一匹狼のチンピラが東証一部上場の最大手企業相手にケンカ売って馬鹿な奴だ位にしか思ってなかった様だ。
出方次第で先方社長を民事法廷で吊るし上げ刺し違える覚悟だったが呆気無かった。
何で俺がこんな企業ゴロみたいな真似をしなければならないのか…ただ虚しかった。
第2戦初開催となったアメリカGPは歴史に残るレースとなった。
前日の予選で最年少記録のポールとなったマルケス。トップクラス2戦目の初勝利、ポールトゥウィンの完全優勝だった。凄まじい鬼気迫る激走だった。
まだ二十歳…昨シーズンまで下のクラスで無敵だったとはいえトップクラスで即通用したライダーは数少ない。
ビアッジの鮮烈なデビューウィンは印象的だったが結果的にトップクラスのマシンを乗りこなせず消えて行った。
1000ccにレギュレーション変更の10年前、鈴鹿で日本の希望だった加藤大治郎が事故死した。前日に鈴鹿に入っていて大阪に戻り翌日この訃報をメールで知った時の衝撃は今もハッキリ覚えている。
94年の八耐、パドック上で観戦していた。彼の早さは尋常ではなかった。転倒してヘリコプターで運ばれたと記憶するが将来を誰もが期待した本物の天才だった。
今回のアメリカGPは故加藤大治郎の追悼も随所に見られた。丁度10年前の事だが誰も忘れてはいない。今も皆の記憶の中で彼は生き続けている。
マルケスが今回のレースで最年少優勝の記録を31年ぶりに更新した。
それまでの記録はスペンサーだった。改めて流石だと思った。当時の弱かったホンダでなければスペンサーはもっと早く優勝出来た筈だった。
92年の八耐で突然復活したスペンサーと仕事で出会った。中学の頃からの神様だった。故アイルトンセナと記者会見で同席した時よりスペンサーとパドック上でレース後に握手とサイン貰った事の方が嬉しかった。
本物の天才はそう簡単には現れない。皆が期待するが滅多には出て来ない。
久々に「伝説」という言葉に相応しい天才が登場した。
本当に凄い奴はいつも突然現れる。そして最初から凄い事を軽々と遣って退けてしまう。
31年ぶりに記録を塗り替えた異次元の走りの天才児は、実はスペンサーと瓜二つのライディングだ。
今シーズン、奇跡が起こるかもしれないと予感させる記念碑的レースだった。
それまでの記録はスペンサーだった。改めて流石だと思った。当時の弱かったホンダでなければスペンサーはもっと早く優勝出来た筈だった。
92年の八耐で突然復活したスペンサーと仕事で出会った。中学の頃からの神様だった。故アイルトンセナと記者会見で同席した時よりスペンサーとパドック上でレース後に握手とサイン貰った事の方が嬉しかった。
本物の天才はそう簡単には現れない。皆が期待するが滅多には出て来ない。
久々に「伝説」という言葉に相応しい天才が登場した。
本当に凄い奴はいつも突然現れる。そして最初から凄い事を軽々と遣って退けてしまう。
31年ぶりに記録を塗り替えた異次元の走りの天才児は、実はスペンサーと瓜二つのライディングだ。
今シーズン、奇跡が起こるかもしれないと予感させる記念碑的レースだった。



