レモングラスの医療文献 | ストーンセラピー施術日記

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レモングラス  


学名 Cymbopogon flexuosus


科名 イネ科(イネ科植物)


インドや南東アジアが原産のイネ科の植物です。特にインドの標高の高い地域では雨が多く優れたレモングラスが生息しています。インドではレモングラスは医療用ハーブ、そして料理用ハーブとして使われています。レモングラス香は柑橘系に分類されますが、イネ科の植物で、葉は緑色の細長く美しく尖った草を持ち、1メートル近くまで育つ。


レモングラスはここで紹介するインドで主に生産されるイーストインディアン・レモングラスと、西インド諸島で生産されているウエストインディアン・レモングラスの2種類。両方とも香の成分であるアルヒデヒドの一種であるシトラールが大部分を占める。



泌尿器系:尿路感染症、排尿障害、腎臓の不調


筋骨格系;関節痛・腱鞘炎、結合組織の不調、神経痛


心臓血管系;血行不良、脂質異常症、静脈瘤


免疫系;菌・カビ、感染症、カンジタ症



<使用方法>


体の一部に塗る場合は、薄めずにそのまま使えます。反射ツボに塗るか、気になる部分に直接塗ってください。子供や敏感肌の方の場合は1対1に薄めて、体の一部分に使用して下さい(1滴のエッセンんシャルオイルに対して1滴のキャリアオイル)。※刺激が強いため肌の弱い人や幼児は使用法に従ってさらに希釈する。



栄養補助食品として飲み物や食べ物などに入れることもできます。

米国食品医薬品局(FDA)によって、人間が摂取するのに、一般に安全であると認められています(GRAS)

希釈の場合;スプーン1杯(15cc)のハチミツ、または120ccの飲み物に、精油を1滴入れて薄めて飲んでください。

6歳未満の子供には使用しないでください。6歳以上の子供にはさらに希釈して慎重に使いましょう。



医療

文献

(1) レモングラスとゼラニウムのオイルを配合して15時間散布すると、オフィス環境の空気中のバクテリアが 89%減少することが判明しました (Doran et al.2009)

(2) レモングラスとレモン・バーバナのオイルが、非常に低濃度で、ヘリコバクター・ピロリ(学名Helicobacter pylori)というバクテリアを殺すことが判明しました。

さらに、10回継代接種しても、このバクテリアにレモングラス・オイルへの耐性ができませんでしたが、このバクテリアは同じ条件下で、クラリスロマイシン(抗生物質)には耐性ができました Ohno et al.2003)

 レモングラスの2成分が抗バクテリア作用を示しました。さらに第3の成分ミルセンを追加すると、抗バクテリア作用が高まりした(Onawunmi et al.1984)

 (特に) レモングラス・オイルの成分であるゲラニオールが、結腸ガン細胞の成長およびDND 合成を抑制することが判明しました (Carnesecchi et al.2001)

⑸レモングラス・オイルとその成分イソインテルメデオールが人間の白血病細胞のアポトーシスを誘発することが判明しました (Kumar et al.2008)

 レモングラスの抽出物がラットの肝細胞ガンの発生(肝臓ガンの生成)を抑制することが判明しました(Puatanachokchai et al.2002)

⑺レモングラス・オイルが、マウスの生体内、生体外の双方の実験で、複数のガン細胞株を抑制することが見られました (Sharma et al.2009)

⑻レモングラスのカプセルを服用すると、何人かの枝験者で、コレステロールの減少が見られましたElson et al.1989)

(9) 14種類のエッセンシャルオイルをテストしたところ、よく見られる呼吸系の病原体に対して、シナモン・バーク(シナモンの皮)、レモングラス、タイムのオイルが最も強い効果を示しました (Inouye et al.200l)


《レモングラスの抗がん作用のまとめ》

・抗ガン作用:特にレモングラスオイルの成分であるゲラニオールが、 結腸ガン細胞の成長およびDND 合成を抑制することが判明した (Carnesecchi et al., 2001) 

・抗ガン作用:レモングラスオイルとその成分イソインテルメデオールが人間の白血病細胞のアポトーシスを誘発することが判明した (Kumar et al., 2008) 

・抗ガン作用:レモングラスの抽出物がラットの肝細胞ガンの発生 (肝臓ガンの生成を抑制することが判明した(Puatanachokchai et al., 2002)

・抗ガン作用:レモングラス・オイルが、マウスの生体内、 生体外の双方の実験で、 複数のガン細胞株を抑制することが見られた(Sharma et al., 2009)


《抗炎症作用/抗真菌作用》

 甲状腺疾患や自己免疫性疾患のクライアントさんに対して、抗炎症作用と抗真菌作用からのアプローチ方法として有効だという研究があります。2009年の研究で、レモングラス油が、炎症誘発性であるサイトカインIL1ベータ及びIL-6を阻害することが示されています。

甲状腺及び自己免疫疾患については他にも4つほど、研究論文があり、アレルギーや炎症性の治療にも有効であると結論づけ、抗ガン作用も有するという研究もあります。

リュウマチにも昔から使われ、皮膚刺激がありますが、それだけ効能も強いといえるでしょう。「Anticancer activity of an essential oil from Cymbopogon flexuosus.Sharman,2009)」



香りの成分の大部分を占めるシトラールは、テルペン系アルデヒド類で、レモングラスに代表される成分です。シトラールは主に柑橘系の果物や山椒、しょうがなどに含まれる香り成分です。シトラールはそのすっきりした香りからリラックス効果や集中力を高めるといわれています。



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