大相撲をよく見ていた頃、北の湖が引きつけた相手はみんな彼の腹の上に乗っかった。
上手の引きつけ合いで、土俵上で腰を落とし合うと、
必ず北の湖が自分のお腹に相手を乗せて、、
そして、土俵の外に運び出した。
つり出し、、、、
本当に強かった。
そして、勝負あった後、
ふてぶてしく、土俵下の相手を睨みつけて、悠々と戻る姿が目に浮かぶ。
私は、ああいう力士が好きだった。
どうだ!っていう感じ。たまらない。
あんな力士はもう出ないと思う。
そんな大好きだった北の湖が死んだ。
「もう、10歩も歩けない」
と死の3日前に言ったという。
ギリギリの土俵際だったのだろう。
見事な最期だと思います。
やはり、北の湖は男の中の男だったのだな~~、、と、、
私もかくありたいと思います。